洗顔料の種類
まず、大きく分けて「石けん成分タイプ」と
「合成界面活性剤が配合されたタイプ」に分かれます。
「石けん成分タイプ」
特徴:水で洗い流すと洗浄剤が肌に残らない。
固形の石けんは天然由来の成分で作られているので、香料や防腐剤などの余計な添加物が入っていないものがほとんどです。
そのため肌への刺激は少ないです。
「合成界面活性剤が配合された洗顔料」
特徴:洗浄力が高い。洗浄成分が流し切れず肌に残ってしまう。
洗浄力が高い分、添加物が多く入っており肌の刺激となり肌トラブルを引き起こす原因となります。
⇒毎日使いの洗顔料は「固形の石けん」がおすすめです。皮脂や
角質汚れをすっきりと落として洗い上がりもさっぱりします。
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先ほど説明したことを頭において洗顔料の種類とそのメリット、デメリットを見ていきましょう!
(メリット:○デメリット:×)
1.フォームタイプ(クリームタイプ)
○チューブの容器に入っていて使いやすく、衛生的。
○洗顔料の中で最も多いタイプでそのため様々な商品があり手に入りやすい。
×古い角質を取り除く作用があるスクラブ入り洗顔料は、フォームタイプに多く見られる。
スクラブ洗顔料は細かい粒子で汚れを除去するため、肌への刺激になる。(×乾燥肌・敏感肌の毎日使い)
2.固形石けん
○ほとんどの商品に合成界面活性剤が入っていない。
そのため肌への刺激が少なく、汚れもしっかり除去できる。 (○どの肌のタイプでも毎日使うことができる。)
×泡を立てづらい。(※泡立て用ネットを使えば簡単に泡が作れる。)
3.泡タイプ

○もともと泡となって出てくるため、泡立てる必要もなくすぐに洗顔できる。
×泡を立てるための発泡剤や洗浄力の強い合成界面活性剤が配合されている商品が多い。
(×敏感肌・乾燥肌の人の毎日使い)
4.ジェルタイプ

○水分が多く含まれているので、泡立ちもよく、使いやすい。
△洗浄力が高い。
(○脂性肌の人 ×乾燥肌・敏感肌の人)
5.リキッドタイプ

○水分が多く、泡立てる必要もなく手軽に使用できる。
△洗浄力が強い。
(○脂性肌の人 ×乾燥肌・敏感肌の人)
6.クリームタイプ

○肌への負担が少ない。
△洗浄力が低い。
(○乾燥肌・普通肌の人 △脂性肌)
7.パウダータイプ

○石けんを粉にしたもので水分が含まれていなく、防腐剤など余計な成分が配合されていない。
そのため肌への刺激は低い。(○敏感肌・もともと肌の弱い人)
×泡立てるのが大変。パウダーに水が入らないように保管するのが難しい。
肌質別のおすすめ洗顔料
1.乾燥肌におすすめな洗顔料
油分の少ない乾燥肌の人は保湿成分が多く配合されたクリームタイプ・多少の潤いを残して洗顔できるフォームタイプ・
肌への刺激が強いスクラブやメントールが配合されていない洗顔料。

2.脂性肌におすすめな洗顔料
余分な皮脂で出てる脂性肌の人は洗浄力の高い弱アルカリ性の洗顔料・皮脂をしっかりと除去し洗い上がりもさっぱりするジェルタイプ。

3.敏感肌におすすめな洗顔料
洗浄力が弱いもので、肌への刺激が強い低い弱酸性の洗顔料・合成界面活性剤、防腐剤など余計な成分が配合されていない洗顔料。

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