ワクチンの接種によって体に免疫反応が起こり、
感染症の発生や重症化を防ぐ免疫ができる。
接種時に、有害な反応が起きることがあり、これを副反応と呼ぶ。
副反応と副作用は何が違うのか
薬やワクチンの使用後に起きる、期待されたものと異なる有害な影響という意味では同じだ。
治療に使う薬や、施術などの医療行為では「副作用」と呼び、ワクチン接種に関連する場合は「副反応」と分けて呼ばれる。
英語では同じ「side effect」という言葉が使われるのが一般的だが、日本では薬害の歴史などもあり、より厳密な使い分けが進んだとみられる。
ワクチン接種後に見られる副反応とその対処法
ワクチンの種類によって副反応の出現頻度は異なる。
ワクチンを接種後、出現頻度の高い副反応は
・注射部位の疼痛や腫れ
対処法:注射後には暖かい湿布を当てるか、
その部位を使わないようにすることで症状が軽減されることがある。
・全身の倦怠感や筋肉痛
対処法:十分な休息と適切な水分補給が重要。
軽い運動やストレッチも緩和に役立つことがある。
・発熱や頭痛
対象法:適切な水分補給、休息を取ることが重要。
・全身の不快感や寒気
対処法:快適な温度の環境に調節、十分な休息を取る。
・軽度なアレルギー反応
皮膚の痒みや発疹がある場合は、痒み止めの軟膏を使用するか、医師に相談する。
重度のアレルギー反応が見られる場合は、直ちに医療専門家に連絡する。
などが見られる。
これらの症状は通常数日から数週間で自然に改善されるが、
症状が持続する場合や重度な場合は、医師に相談することが重要。
また副反応の重症度は個人差がある。
ワクチンの深刻な副反応とその頻度
アナフィラキシー(重度のアレルギー反応)
頻度:約数百万回に1回から数十万回に一回の割合で発生。
対処法:ワクチン接種後にアナフィラキシーが疑われる場合には、
速やかに医療専門家に連絡し、適切な医療を受ける。
重篤な神経疾患の発症(極めて稀)
頻度:非常に稀で、数百万回に一回以上の頻度。
対処法:重篤な神経疾患の発症は非常に稀であるが、
速やかに医療専門家に相談する。
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