〈危険性〉
・ワクチンに対し、激しいアレルギー反応といった副作用が出る恐れがある。
(※国内での使用が承認されているワクチンなので、アナフィラキシーが起こる確率は非常に低くなってはいる)
・ワクチン接種後に接種部位に痛みが生じたり、発熱や頭痛が起きたりすることがある。
・ごく稀に、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例がある。(*)1回目よりも2回目の接種の方がなりやすい。
・ワクチン接種に対する緊張や、強い痛みをきっかけに、立ちくらみがしたり、血の気が引いて時に気を失うことがある。これを血管迷走神経反射と言う。
・ごく稀にmRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されている。接種後、手足に力が入らないことやしびれなどの症状がある。
〈利便性〉
・ワクチンを接種し免疫ができると、感染症に感染したり、発症したり確率を減らすことができる。
・発症しても、症状が出る期間を短くしたり、重症化するのを防いだりする効果がある。
・自分が接種することで、自分を起点として家族や高齢者に感染させてしまう機会を減らせる。
・ある一定のグループやコミュニティ全体が接種を受けると、集団免疫(感染者が出ても流行しづらくなるので、免疫を持たない人も感染しにくくなること)を獲得でき、感染症の流行を防ぐことができる。
・ウイルスの感染者が減少することで、感染者の体内でウイルスが増殖する際に、偶然に脅威的な変異ウイルスが誕生してしまい、変異株が大流行する、という事態が起こる確率を減らすことができる。
・多くの方の接種により、重症者や死亡者を減らし、医療機関の負担を減らすことができる。