取材の経緯

私たちは、2025に開催される大阪・関西万博に向けて、カーボンニュートラルに資する最先端技術を用いた開発の事業に携わっている株式会社ミライト・ワンさんに取材をさせていただきました。

株式会社ミライト・ワンとは

存在意義に、技術と挑戦で『ワクワクするみらい』を共創することを掲げており、みんなが使っているスマートフォンやインターネットを使うのに欠かせない『通信インフラ』の設備構築、保守業務や、カーボンニュートラルの実現に欠かせない太陽光発電設備、EV充電設備、蓄電池関連などの設備構築、保守・運用業務などにより、 社会の課題解決、地域の活性化に取り組んでいる会社です。

水素燃料電池ドローンとは

今回取材させてもらったミライト・ワンさんの行っている事業は、「水素燃料電池電池ドローン」です。
水素燃料電池ドローンとは、再生可能なクリーンエネルギーの水素を使用したドローンです。この事業は、SDGsの7つ目の目標の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」に主に取り組んでいます。
なぜ水素を使用しているのかと言うと、水素は宇宙一軽い気体で、使用するときにCO2(二酸化炭素)を出さないので、地球温暖化などの環境課題に大きく貢献することができるからだそうです。
(提供 株式会社ミライト・ワン 水素燃料電池ドローン↓)

水素燃料の利点

水素燃料の利点は、前項で挙げたようにクリーンエネルギーであること、水素は長期保存ができるので大量に貯めておける事、品質が安定している事です。
水素には大きく分けて3種類の取り出し方があり、グリーン水素、ブルー水素、グレー水素があります。その中でグレー水素は発生過程でCO2を出しますがグリーン水素は出しません。なので、グリーン水素はクリーンエネルギーです。
水素の長期保存は「」で例えるとわかりやすいです。「電気」がミルク、「発電所」が牛、「水素」がチーズなどの乳製品です。牛(発電所)から出たミルク(電気)をチーズなどの乳製品(水素)として貯めて置ける。というイメージです。
(イメージ↓) (メンバー作成)

質疑応答

Q機体開発面で工夫されている事はなんですか。

A国産の材料で作る。水素を安全に運べるものにすることです。

Q水素でドローンが飛ばせる仕組みとはなんですか?。

A燃料電池から電気を発生させ、その電気でモーターを回して飛ばします。

Qリチウムポリマー電池に比べどのような利点がありますか?。

A短期の電力変動がみられないため長く貯められ長く使えます(約二倍)。

Q水素ドローンの課題はなんですか?。

Aガスボンベにガスを詰めるのが大変。小さい容器だと急激に温度が上昇してしまうことです。

Q大阪・関西万博では、どのように活躍すると考えていますか? 。

Aまだ決まっていませんが、水素燃料電池ドローンの展示。水素を使ったマイクロモビリティ(燃料電池アシスト自転車など)への小分け水素の供給です。

Q目視外飛行にむけ、どのような機能を追加・強化しようとしているんですか。

A搭載する重量と消費電力とのバランスをとることです。

取材を終えて

この取材を通して、学校では学んだことのない水素の利用方法や発生方法、実用的な使用方法についてなどSDGsや環境問題以外に大変勉強になりました。
また、この記事は株式会社ミライト・ワンさんのご協力で完成させることができました、 本当にありがとうございました。

参考・引用文献

■株式会社ミライト・ワン 閲覧日 10/22
https://www.mirait-one.com/info/000613.html
■フリー素材イラストのぴくらいく 閲覧日 10/22
https://piclike.net/food/7339.html
■商用OKの無料イラスト素材サイト ツカッテ 閲覧日 10/22
https://tsukatte.com/cheese/
■無料イラスト素材集『Frame illust』 閲覧日 10/22
https://frame-illust.com/?p=9512