⋄ダムの仕組み
ダムとは水を貯めるものすべてを指すものではありません。そのほかに堰や水門などがあります。
これらの違いは貯水量や堤防の規模の高さや洪水時の対応によって分けられます。
ダムの中にも種類がありコンクリートの重量で水を支える重量式コンクリートダム(早明浦ダムや池田ダム)
堤防を薄くしアーチ型にして力を分担させ、水を支えるアーチ型コンクリートダム(黒部ダムなど)があります。
ダムには複数の設備があり、すぐ近くには管理事務所、堤防の広いところを堤体といいます。
また洪水調節に使われる「常用水吐き」と、とても多い量の水を放水する際に用いられる「非常用水吐き」があります。
調査や準備、建設などで10~20年ほどかけて完成します。そうしてできたダムは次のような働きがあります。
撮影場所:早明浦ダム
- 治水
- 流域の正常な機能維持
- 利水
川が氾濫したり、枯れないように水の量を調節する。
川に生き物が安心して暮らせるように水を流し、環境を整える。
雨の有無で水の量が左右されないよう水を届ける。