⋄異常気象
世界には水不足について悩む人々が多いと分かりましたか?しかし、世界には洪水や大雨に悩む人々も多くいます。
その被害は一時的ですがとても大きいです。土砂崩れや地滑りなど水害は多くの災害を生みます。2023年に絞ってみてみましょう。
日時 | 国・地域 | 主な災害 |
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1月 | 南アメリカ | 歴史的な豪雨が続き、九州よりも広い範囲が洪水にあった。家畜が死んで、作物が育てられなくなった。 |
2月 | チリ | 10ヵ月以上干ばつが続いて乾燥した地域に、夏の熱波と強風で東京ドーム約6万個にものぼる範囲が焼き尽くされた。 |
3月 | アフリカ南東部 | サイクロンが発生し、マラウィやモザンビーク、マダガスカル、ジンバブエなどを長期間に渡り苦しめ、1000人以上の命を奪った。 |
4月 | インド バングラデシュ タイ |
約3カ国を記録的な猛暑が襲い、40℃を超える日々が続き、休校や人々の集団での 頭痛などの被害が出た。 |
5月 | ミャンマー | サイクロンがミャンマーを襲い、少数民族のロヒンギャの人々が145人ほど亡くなった。 |
5月 | イタリア | 1日半のうちに6か月ほどの大雨が降り20以上の河川が氾濫し、280個所で土砂崩れが発生したため、13人が死亡した。 |
5月 | ルワンダ | アフリカのルワンダ西部で非常に激しい雨が長期間にわたり降り続いたため洪水が起き、130人以上の死者を出した。 |
7月 | カナダ | 制御の不能な森林火災が発生し、北海道よりも広い範囲が焼け野原になり煙がアメリカにまで進み大気汚染まで発生した。 |
世界では水不足も多いですが洪水やサイクロンなどもありました。今回紹介したものはすべて異常気象と呼ばれるものです。
また、日本でも同様の異常気象は、起こっています。近年日本各地で集中的なゲリラ豪雨が起きています。
急にマンホールが吹き飛んだり、側溝から水が噴き出したりするのはこれが原因であることがあります。
2024年8月後半には、九州、中国、四国、近畿、中部を台風10号が襲いました。これは、伊勢湾台風に近い935hPaにまで育ちました。
地球温暖化によって水温の高い海の水蒸気をたっぷりと含み、日本に上陸しました。鹿児島県と宮崎県に特別警報が発令され、香川県でも大雨警報、土砂災害警戒情報、線状降水帯発生情報、波浪注意報など複数の警報、注意報が発令されました。
遠く離れた東海地方の愛知県でも大雨が降り続き、蒲郡市で民家1軒を巻き込んだ大きな土砂災害が発生しました。能登半島でも豪雨が起こった際、倒木や土石が道路を寸断し孤島集落になる地域もあらわれました。
地球温暖化や工場による大気汚染が、私たちの生活を脅かし始めたのです。自然保護のためでなく私たちが快適で安全な生活を続けられるよう頑張りたいですね。