⋄近年の状況
香川用水が昭和49年(1974年)に開通されて以来、香川県の水事情はかなりよくなりました。
しかし今日まで何度も取水制限が行われています。近年では、渇水が頻繁化、深刻化されている傾向にあります。
また、今後南海トラフ地震が70~80%の確率で起こるといわれており、断水がおこらないようにできる限り安定的に水を送ることが大切です。
どうしても早明浦ダムの水が限界を迎えた際は調節を行うダムや、ため池から水が供給されます。また雑用の水として下水処理場の再生水を利用するようにしています。
南海トラフによる大地震が起きた際は、香川県で最大震度6強を観測するといわれており対策が必要です。
津波は、約5m。これは他県と比べかなり低いですが十分人を飲み込むことができます。なので高台に逃げるため、ハザードマップなどを確認することが必要です。
水に関してはどうでしょうか。早明浦ダムから水を引いている香川県はもちろん断水がおきますが、他の都道府県でも対策が必要です。
なぜなら断水の原因は水道管が壊れるからです。これによりどのような都道府県でも断水に陥る危険性があります。
このようなことが起きても、飲み水の確保に困らないように、最低でも3日分は準備しておく必要があります。
乾パンや缶詰、非常食も同じぐらい用意するといいでしょう。
また、持病がある人は内服薬が必要ですし、断水によりトイレも使えなくなるので簡易トイレやエチケット袋なども必要です。
撮影場所:早明浦ダム
現在香川県には15個のダムと1万2000個のため池があります。しかしそれらほとんどが農業用のため実際、断水時は給水車が香川県各地を回り給水します。水は生活にも生きるためにも欠かせません。
そんな水は循環していますが、限りがあるのでそれぞれが限度を守って利用しましょう。