前へ

LGBTQ+の方との接し方

次へ

LGBTQ+と社会

レインボーフラッグについて

皆さんは「レインボーフラッグ」を知っていますか。
レインボーフラッグとは、LGBTQ+をはじめとした、様々なセクシュアリティのシンボルとして使われている旗のことです(図11)。当サイトのTOPボタンのモチーフにもなっています。


【図11】
レインボーフラッグ

この旗の考案者は、サンフランシスコのアーティストのギルバート・ベイカー氏で、1978年に「Gay Freedom Day Parade」で初めて発表されたといわれています。 当時はピンク、赤、橙、黄、緑、ターコイズ、青、紫の8色で構成されていて、それぞれの色には「セクシュアリティ、命、癒し、太陽、自然、芸術、調和、精神」という意味が込められていたそうです。 しかし、当時の技術や設置時の問題などからピンクとターコイズが消えて、現在の6色(赤、橙、黄、緑、青、紫)で表現されるようになりました。

以上のように、レインボーフラッグはLGBTQ+を象徴する旗としてメジャーなものとして考えられています。しかし、多様な性を象徴する「プライドフラッグ」にはほかにも様々な種類があります。
ここからは、様々なプライドフラッグの一部について見ていきましょう。


フィラデルフィアの人々の色を含むフラッグ


【図12】
フィラデルフィアの人々の色を含むフラッグ

これは2017年に作られたフラッグで、従来の6色に黒色と茶色(褐色)の2色が加わっています。黒人と褐色の有色人種の人々が直面している困難さを象徴するものです。


インターセックスフラッグ


【図13】
インターセックスフラッグ

2013年にモーガン・カーペンター氏が作ったものであり、「誤った通説やステレオタイプな見方ではなく、インターセックスの人々を象徴するのに使えるイメージを作りたかった」(『Intersex Peer Support Australia』のインタビューより)と述べています。
この旗の黄色は、インターセックスであるマニ・ミッチェルが、インターセックスコミュニティに対して使われた「半陰陽」という侮蔑的な言葉を改善したストーリーに感化されたことによります。
また、紫色の円に関して、カーペンターはインタビューの中で「円は、私たちはつながっていて、一体であり完全だという意味であるとともに、インターセックスの人は自分の体を自分で決める権利がある」ということを述べています。


レスビアンフラッグ


【図14】
レズビアンフラッグ(2018年まで使われていたもの)

OutRight Action Internationalというサイトによると、レズビアンフラッグはナタリー・マックレイが作ったもので、2010年にブログで世界に紹介されたといいます。また、オリジナルのレスビアンプライドフラッグには、左上角にキスマークがついていました。女性らしさや“リップスティック”レスビアンの象徴としてキスマークを今も使っている人たちもいます。
しかし2018年に、電子出版プラットフォーム「Medium」に「そのマックレイがトランスジェンダー嫌い、両性愛嫌い、人種差別的だと非難されたことで、オレンジ色のストライプの新たなフラッグが提案された」といった内容の記事が投稿され、新しいフラッグが生まれました(この投稿は2025年10月時点では既に削除されており、この記事を引用したサイトしか存在しませんでした。また、この記事を引用したサイトを探す際に、一部ChatGPTを使用しました。)


【図15】
レズビアンフラッグ(現在使われているもの)
新しくなったフラッグの意味は、それぞれ以下の通りです。
もっとも暗いオレンジ:性不一致
中間のオレンジ:独立心
もっとも明るいオレンジ:コミュニティ
ホワイト:女性であることへの独自の関係性
もっとも明るいピンク:平穏と平和
中間のピンク:愛とセックス
もっとも暗いピンク:女性らしさ


“Progress”プライドフラッグ


【図16】
“Progress”プライドフラッグ

2018年、フィラデルフィアのアップデートされたプライドフラッグに応えて、ダニエル・クウェイザーがクリエイトしたものです。 フィラデルフィア版のプライドフラッグの色とストライプと、トランスジェンダープライドフラッグの色を組み合わせています
フラッグのキックススターター(=クラウドファンディングサイト)でクウェイザーは、「昨年、プライドフラッグにブラックとブラウンのストライプが加えられ、今年はトランスのストライプが加えられたので、デザインをもっと強調してフラッグにさらなる意味を込めたかった」と述べています。


バイセクシュアルフラッグ


【図17】
バイセクシュアルフラッグ

バイセクシュアルフラッグは、1998年に活動家マイケル・ペイジが作ったもので、バイセクシャルの人がつながっていると感じられるシンボルを作りたかったそうです。
それぞれの色の意味は、次の通りです。
ピンク(あるいはマゼンタ):同性に惹かれる
ブルー:異性に惹かれる
パープル(あるいはラベンダー):どちらの性にも惹かれる


トランスジェンダーフラッグ


【図18】
トランスジェンダーフラッグ

1999年にトランスジェンダーの女性モニカ・ヘルムズが作ったもので、「どんな風に掲げても正しいという図案。自分の人生における正しさを見つけようとしている私たちを象徴している」と述べています。(『Pride』より)
それぞれの色の意味は、次の通りです。
ブルー:男の子を象徴
ピンク:女の子を象徴
ホワイト:移行期にあり、ジェンダーがなく、性的中立でもない人々を象徴

参考文献

日野市
第5回 レインボーフラッグについて
2025.8.11閲覧

自分らしく生きるプロジェクト
LGBTの象徴「レインボーフラッグ」の意味とは?色分けされた6色の理由。レインボーグッズも紹介。
2025.8.11閲覧

Harper's BAZAAR
LGBTQの旗、いくつ知ってる?レインボーフラッグの種類とその意味 各コミュニティを支援するフラッグの数々をまとめてみた
2025.8.17閲覧

株式会社IRIS
【LGBTの象徴】レインボーフラッグ(旗)とは?22種類紹介!
2025.8.17閲覧

NerdyKeppie
The Sapphic/Inclusive Lesbian Flag: What is it, why do we use it?
2025.11.17閲覧

前へ

LGBTQ+の方との接し方

次へ

LGBTQ+と社会