Q.食中毒と食あたりはどう違うのか。
食中毒と食あたり、どちらも聞いたことがあるはずです。しかし、わたしたちはこの二つの言葉が同じ意味を持つのか、また、使い分けられるべきなのか、しっかりと理解できているでしょうか。そこで、皆さんにも食中毒と食あたりの使い分けについて知っていただければと思います。はじめに、結論から述べますと、
A.この二つはほぼ同じ意味で使用されます。
食中毒の「中」とは、「あたる」の意味。「食中毒=食べ物の毒にあたること」といえますが、医学的には食中毒が正しく、食あたりは医学用語にはありません。食中毒とは、定義のページにもあるように、食品に混入した細菌などや、これらがつくる毒素、化学物質(砒素など)、自然毒(フグ、きのこなど)によって起こる健康障害をいいます。その中で、微生物による食中毒が発生件数の約7割を占めています。一般に食中毒の原因となる細菌などは高温多湿を好むため、夏に多く起こります。その中で、微生物による食中毒が発生件数の大部分を占めています。一般に食中毒の原因となる細菌などは高温多湿を好むため、夏に多く起こります。