黄
黄色は色彩心理学的にいえば「甘え、依存、求愛」の色
幼児が好む色であるから、子供っぽいイメージ
昔から薬草や染料として使われたものが多い
JIS（日本工業規格）には「注意」を表示する色と決められている
特に踏み切りなどに使われる
｛黒と黄のストライプは人の目を非常に引きつけやすい｝
●黄色の持つイメージ●
・希望 幸福 明るい 軽快 愉快 明朗 好奇心
・知識 知恵 探求 クリエイティブ 開放感
・注意 警告 危険 軽率 不安
●黄色から連想されるもの●
・ひまわり 菜の花 蝶々 タンポポ バナナ レモン 光線 ゴールド（金）
・信号機 駅で見かける盲人用ライン 道路標識 幼稚園児の帽子
◎生理作用 心理作用
・幻覚作用：神経を興奮させ、鬱や精神の衰弱に効果あり
・リンパ腺分泌系を刺激し、機能を高める
・消化器系の働きを促進して消化不良、胃炎、糖尿病などによい
・時間の経過を遅く感じさせる
・見かけより軽く感じさせる
・短時間の精神集中を促すが、使いすぎると気が散りやすくなる
・原始的本能を刺激して危険を感じさせ、注意を感じさせる
⇒トラ ハチ ロープ 道路標識 など
●アートに関する事項●
・幼児が黄色で強いストロークで描くときには心が開かれているとき
・一般的に幼児が好む色であり、好奇心が日々外へ外へと広がっていく時期
・両親の愛情を欲求するときにあらわれる色
・ゴッホの代表作「ひまわり」
彼のこの時代の精神状態は将来の自分に対する希望や期待が
膨らんでいるときの絵である
・ゴーギャンは「最後のキリスト」の中で、彼の親友であったゴッホとの別れを
表わすためにこの絵の中に黄色をふんだんに使った
●その他の事柄●
・黄色は幸せへの憧れを表わす色といえる
・またこれからの自分の希望を表現できる色
・中国では皇帝が使用する色とされている
・キリスト教では裏切りの色とされている
・商品イメージとしては合理的・庶民的・実質的な色として使われることが多い
●黄色好きな人の性格●
太陽のように明るく、社交性がありユーモアのある人
常に新しい事に目を向けていて、頭の回転も速く、話題も豊富です
幼児が好む色であることから、移り気で甘えん坊な部分もあり、
自分勝手な行動を時たましてしまうかもしれません
そしていつも誰かに褒めてもらいたいという幼稚さも持っています
話し好きで人の輪の中心にいるタイプです
