[挽砕工程]
いよいよ、小麦を粉にします!
小麦は、一度に粉々にはしません。少しずつ砕いていきます。
そうすることで、中心部から徐々に粉にすることができます。
砕くのに使うのは、ロール式粉砕機です。
ロール式粉砕機と、ふるいを交互に何回か通ると、
最後には、小麦の皮だけが残ります。
1回目ロール式粉砕機(イメージ)
1回目ロール式粉砕機
↓
ふるい――――――――――¬
(大きい粒) (粉っぽい粒)
↓ ↓
2回目ロール式粉砕機 粉へ
↓
ふるい――――――――――¬
3回目ロール式粉砕機(イメージ)
(大きい粒) (粉っぽい粒)
↓ ↓
3回目ロール式粉砕機 粉へ
↓
ふるい――――――――――¬
(大きい粒) (粉っぽい粒)
↓ ↓
4回目ロール式粉砕機 粉へ
↓
5回目ロール式粉砕機(イメージ)
ふるい――――――――――¬
(大きい粒) (粉っぽい粒)
↓ ↓
5回目ロール式粉砕機 粉へ
↓
ふるい――――――――――¬
(大きい粒) (粉っぽい粒)
↓ ↓
皮など使えない部分 粉へ
このように、少しずつ粉にすることのよい所は、
質の違う小麦粉を別々に取れることです。
同じ小麦からできた粉でも、小麦の中心部と皮近くでは、
品質が大きく違うものになり、それぞれの粉には、
向いている使い方と、向いていない使い方があります。
このように区別して取り出すことで、それぞれ特定の使い方に
適した小麦粉を生産することができるのです。