小麦が小麦粉になるまで 3

[挽砕工程]

 
いよいよ、小麦を粉にします!
 
小麦は、一度に粉々にはしません。少しずつ砕いていきます。
そうすることで、中心部から徐々に粉にすることができます。
砕くのに使うのは、ロール式粉砕機です。
 
ロール式粉砕機と、ふるいを交互に何回か通ると、
最後には、小麦の皮だけが残ります。

1回目ロール式粉砕機(イメージ)
 
1回目ロール式粉砕機
      ↓
     ふるい――――――――――¬
    (大きい粒)          (粉っぽい粒)
      ↓                 ↓
2回目ロール式粉砕機          粉へ
      ↓
     ふるい――――――――――¬

3回目ロール式粉砕機(イメージ)
    (大きい粒)          (粉っぽい粒)
      ↓                 ↓
3回目ロール式粉砕機          粉へ
      ↓
     ふるい――――――――――¬
    (大きい粒)          (粉っぽい粒)
      ↓                 ↓
4回目ロール式粉砕機          粉へ
      ↓

5回目ロール式粉砕機(イメージ)
     ふるい――――――――――¬
    (大きい粒)         (粉っぽい粒)
      ↓                 ↓
5回目ロール式粉砕機          粉へ
      ↓
     ふるい――――――――――¬
    (大きい粒)          (粉っぽい粒)
      ↓                 ↓
  皮など使えない部分         粉へ
 
 
このように、少しずつ粉にすることのよい所は、
質の違う小麦粉を別々に取れることです。
 
同じ小麦からできた粉でも、小麦の中心部と皮近くでは、
品質が大きく違うものになり、それぞれの粉には、
向いている使い方と、向いていない使い方があります。
 
このように区別して取り出すことで、それぞれ特定の使い方に
適した小麦粉を生産することができるのです。
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