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フードバンクとは、「食品銀行」を表します。 まだ食べられるのに、様々な理由で処分されてしまう食品を届ける福祉活動のことです。 フードバンクの様々なメリット 1.食品を受け取る側 食品節約、食に対する喜び体験が増える、満足できる食事の提供で心身の充足感が得られる。 2.企業側 廃棄コストや環境負荷の削減、従業員の士気高揚、社会貢献活動の実施ができる 3.行政側 食品ロスの削減、財政負担の軽減や地域活性化。 海外比較による日本のフードバンクの状況 米国は、 全国での食品の取扱量が130万tを超える世界最大のフードバンク大国でありフードバンク団体は200団体以上あります。 欧州では、 フランスを拠点としEU23カ国に240団体以上もの団体が活動し、無償で食料提供をしています。 しかしながら、 日本のフードバンク団体は全国で76団体のみです。(2017年)。 また、拠点が主に東京一極集中でありとても日本全体のフードロス削減や食品寄付に間に合っていないことがわかります。 この情報を受け、海外と日本との明確な違いは活動の幅、認知度の違いであると考えます。 日本はキリスト教の文化がなく寄付の文化があまりなかったり、国からの支援が足りないなど様々な理由で今の状況となっていると感じました。私たちがフィールドワークで訪問した食品企業などからお話を伺うと、フードバンクがマンションの一室だけというような小規模なものもあるため食品の多くを寄付できない、信頼関係の構築が難しいという現状もわかりました。 フードバンクを食品におけるサプライチェーンの一つとして組み込まれていければ、フードロス削減を含め様々な地域課題解決に企業、そして消費者が参加できるのではないでしょうか。 (Link)フードバンクを例に、探究している中で海外と日本における取り組みや意識の差に気づかされます。海外に取り組みの一部を取り上げました。海外研修についてもご覧ください。 (Link)アンケートによる意識調査も行いました。 |
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