探究の動機
皆さんは鼻にストローが詰まったウミガメや、体内から多くのビニール袋が出てきたクジラの写真を見たことはありますか。これらは全て私たちの生活に必要不可欠とされる、プラスチックが引き起こした事態です。今、プラスチックが海洋生物を危険に晒しています。実は私たちの使うプラスチックの全てが正しく処理されているとは限りません。処理されなかったものの中で海に流出したプラスチックは海洋プラスチックと呼ばれ、現在環境問題の一つとして注目されています。例えば、2019年に開催されたG20大阪サミットで取り扱われたり、様々な企業や団体による脱プラスチックへ向けた活動が行われたりしています。このようなことを聞くと、海洋プラスチック問題は好転したと思うかもしれません。しかし、本当にプラスチックの海洋生物への被害は縮小しているのでしょうか。当事者である私たちも、海洋生物を助けるために取組をするべきではないでしょうか。海洋生物を助けたい、そんな思いで私たちはこの探究活動に取り組みました。
また、2016年から2030年までの国際目標であるSDGsで、海洋ゴミは14.海の豊かさを守ろうに取り上げられています。しかしそれだけではなく、7.エネルギーをみんなにそしてクリーンにや、11.住み続けられるまちづくりを、13.気候変動に具体的な政策をなどにもつながっていると私たちは考えます。サイト名の「まいぷら」は海に広がり問題視されているマイクロプラスチックと「私の」という意味を持つ英単語の「my」を掛け合わせて、海洋プラスチック問題を身近に感じてほしい、そういう思いを込めて名付けました。このサイトを見て、1人でも多くの方が海洋プラスチックについて興味を持って頂けると嬉しいです。