エッセンシャルオイルの抽出法
1.水蒸気蒸留法
水蒸気蒸留法は最も主流な方法で、セラピー系に使われています。
この方法は化合物が壊れやすいので、低温、低圧で行われたものが品質よくできます。
残った水には、エッセンシャルオイルの成分がわずかに含まれていて、フローラルウォーターとして販売している会社もあります。
2. 圧搾法
柑橘類の果皮を機械で押しつぶし、果皮にある油のうの精油を抽出します。
柑橘類の精油は熱に弱いため、ほとんどが圧搾法が使われています。
3. 超臨界抽出法
炭酸ガスを臨界状態で抽出する方法で、自然に近い状態で抽出できます。
常圧、常温に戻すと炭酸ガスは自然に放出され、溶剤の残留のない抽出成分を得られます。
4. 溶剤抽出法
水蒸気蒸留法で抽出されにくい、デリケートな花に使われている方法です。揮発性溶剤に植物を入れ、一定の時間まで浸した後、溶剤を除去すると、
固形物が得られます。これをアルコールで溶かして、中のエッセンシャルオイルを抽出します。
5. 二酸化炭素抽出法
植物を入れたパックに二酸化炭素を注入して、植物成分を抽出する方法です。コストがかかりますが、天然の香りに近く、濃い成分のエッセンシャルオイルが抽出されます。
6. 油脂吸着法(アンフルラージュ)
熱で香りの成分が飛んでしまうデリケートなジャスミンなどの花に使われます。油脂の上に摘みたての花を置き、精油を吸収させ、香りの移った脂肪をメチルアルコールで
洗浄し、香りの成分を分離させてエッセンシャルオイルを抽出します。
参考文献
・webサイト：かぼすをゴクゴクhttps://kabosugokugoku.com/myperfume/
・株式会社ジェイエムシー webサイト
https://jmc-co.com/chorinkai.html?newwindow=true
・アロマテラピーショップ夢香房 webサイト
https://www.natural-life.net/clm_aroma006/
・ナチュラルハーモニー＆サイエンス アロマタッチテクニック（書籍）
・ナチュラルハーモニー＆サイエンス エッセンシャルオイル家庭医学事典（書籍）
