災害現場
災害時の復旧作業や人が立ち入れないところでの作業も5Gを利用することにより正確かつ低遅延にできるため、行動がよりスムーズになります。
被害状況の確認
従来の被害状況の確認はヘリコプターを使用していました。ヘリコプターは上空から大まかな被害確認しかできず、細かな分析は不可能でした。
5Gを用いて、ドローンを遠隔操作すると、高解像度な映像や立体映像でリアルタイムに被害の確認ができるため救助活動や情報の発信がスムーズに行われるようになります。
重機の遠隔操作
危険を伴う復興作業では、操縦者が重機に乗らずに遠隔操作を行うことで二次災害を防ぐことができます。
重機の遠隔操作自体は、4Gの技術でも可能でしたが、送信されるカメラの映像の解像度が低く、映像の遅延があるため作業効率が有人操縦のときに比べ大幅に低下していました。
5Gの技術を用いることでより多くのデータを扱えるので、重機に複数のカメラと高性能マイクを付け、遠隔操縦者の周囲にモニターとスピーカーを複数台設置することで、操縦者が実際に重機に乗っているような臨場感を感じることができ、作業効率の向上が期待できます。 また、遅延も減少したため、遠隔操縦者がストレスなく操縦できるようにもなります。
- 大林組.次世代高速通信5Gを用いた重機の遠隔操縦の高度化(参照 2020-11-22)https://www.obayashi.co.jp/technology/shoho/083/2019_083_33.pdf
- Telstra.The Perfect Swarm: five drones, one pilot, and a mobile cell on wings(参照 2020-11-22)https://exchange.telstra.com.au/perfect-swarm-five-drones-one-pilot-mobile-cell-wings/