フェイクニュースには単に文字や解釈を間違って捉え、それが拡散されてしまったものから意図して嘘を用いて注目を浴びるような記事になっているものまで様々な種類や手口があります。
そこで私達はフェイクニュースをより多くの人に詳しく身近に知ってもらうためにフェイクニュースを、3つの「虚偽」グレードと8つの手口に分けました。英国DCMS下院や、FirstDraftという元ハーバード大学で発足した非営利団体が決めたフェイクニュースの分類に基づき、それらを融合させ、そのグレードを定めました。
8つの手口をグレード別に分類し、グレード1から順に虚偽グレード(その情報における虚偽の割合)は高くなっていきます。グレード1は手口が1つ、グレード2は手口が6つ、グレード3は手口が1つという構成です。
グレード1は故意的でない文章等の間違いや、ユーモアを感じさせるために作った記事、情報のことを指します。簡単に言えば、悪意なく作られた、間違っている情報のことです。
グレード2は、故意的に作られた一部間違っている情報のこと。これは、誰にでも作りやすいフェイクニュースなため、様々な手口が存在します。例えば、「ミスリーディング」と呼ばれる手口。これは、テーマや個人について誤解させるような伝え方をすることで、人を騙す可能性があります。他にも、サイトのURLが情報源とは全く事あるものに書き換える「なりすまし」などが存在します。
グレード3は、完全なる虚偽の情報のこと。そこに書かれている情報全てが嘘でできており、人に損害を与える目的で作られているもののことを示しています。
8つの手口のうち、2つの手口については触れてしまいましたが、残りの6つの手口もグレード別に分けています。どのような手口を用いて、どんなフェイクニュースが作られているのか、詳しく見ていきましょう。
私たちが定めたフェイクニュースの虚偽グレードの各段階における事例のまとめです。クリックしてご覧ください。