アンケート

私たちは学校校内の生徒を含め、51人の方にフェイクニュースに関するアンケートを行いました。  アンケートはGoogleアンケートを用いて実施し、内容は質問形式で3問です。  その結果配下の通りです。


質問1
①「以下の中から関心のあるトピックを3つ選んでください」


8つのトピックから、51人全員に関心のあるトピックを3つ選んでもらいました。テーマは「新型コロナウイルス」です。結果はグラフのようになります。
質問①の結果
質問①の結果 / Googleアンケート アンケート結果より引用
このトピックの中には私たちが考えたトピックや、実存するネットニュースのタイトルを改変したものが含まれています。つまり、以下のトピックは「フェイクニュース」です。

C「ショウガの驚くべき健康効果 感染率9割減も」
F 「ペットのコロナ陽性率 飼い主が感染者なら約8割(37.3%)」
H「3回目以降の追加接種 副反応のリスク拡大」

【3つのフェイクニュースについて】
○C「ショウガの驚くべき健康効果 感染率9割減も(31.4%)」
これは、実際には認められていないショウガの持つ効果について謳ったものです。このトピックを選んだ約3割の人は、「感染率9割減」という言葉が印象に残った可能性が考えられます。また実際に試すこともできる、比較的身近なトピックではないでしょうか。

○F「ペットのコロナ陽性率 飼い主が感染者なら約8割(37.3%)」
ペットを飼っている人なら、見逃せないトピックかもしれません。2021年にCross Marketingが公開した「ペットに関する調査」のデータによると、2021年時点でペットを飼っている割合は26.6%だとされています。このことから、ペットを飼っていない人の中にも、本トピックに関心のある人がいると考えられます。
○H「3回目以降の追加接種 副反応のリスク拡大(58.8%)」
8つのトピックの中で、最も関心が寄せられたトピックがこちらです。人口の約8割が2回目のワクチン接種し終えた今、3回目の追加接種は最も多くの人に関わりがあり、話題性に富んでいるからだと言えるでしょう。また、「副反応のリスク拡大」といったように不安を煽る内容はより目に留まり、関心を寄せるのかもしれません。

一方で、D「アベノマスク意外にも人気!希望者に配布」は最も関心が低く、全体の21.6%に留まりました。
3つのフェイクニュースそれぞれに「関心がある」と回答した人数の平均は、21.7人であり、全体の42.5%です。一方で、実存するニュースに「関心がある」と回答した人数の平均は17.6人で、これは全体の34.5%にあたります。今回のアンケートから、実存するニュースよりもフェイクニュースの方が8%も多くの人の関心を寄せているということが分かりました。

質問2
②フェイクニュースをどの程度知っていますか



質問②の結果
質問②の結果 / Googleアンケート アンケート結果より引用
フェイクニュースの認知度は約9割を占め、「フェイクニュース」という言葉を聞いたことがないと答えた人は1人もいませんでした。実際に総務省は「ネットの時代におけるデマやフェイクニュース等の不確かな情報」についての記事をあげており、混乱させるためにわざと流されるデマ情報に加え、メディアによる間違った情報の流布に注意するべきだと警鐘を鳴らしています。このようなことからも、SNSの普及がフェイクニュースの認知度を大幅に引き上げていることが考えられます。

質問3
③SNSで真偽の分からない記事を拡散・共有した経験はありますか。



質問③の結果
質問③の結果 / Googleアンケート アンケート結果より引用
この質問に対し、約3割の人が「ある」と答えました。正確性に欠ける情報の拡散・共有は、フェイクニュースがより広まる原因となります。 仮に、フェイクニュースを1000人が閲覧したとします。この結果に基づいて考えると、その内の294人がフェイクニュースを広めかねない、ということになります。294人がSNSを通して10人に拡散・共有すると2940人…。インフルエンサーなど影響力の大きい人が加われば尚更です。このように考えると、「3割」という数字は決して少ない数ではなく、危険性を孕んだものに思えてきませんか。

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