ヘラ

ゼウスの正妻で、ローマ神話ではユノと同一視されている。現代で残っている名前としてわかりやすいものは『6月(June)』。結婚、貞淑、出産などを司っている。ゼウスの浮気によく激怒し、その怒りの矛先を浮気相手に向ける。

浮気は許さない!復讐劇featヘラ

エコ

のニュンペ(精霊)のエコはゼウスが浮気中、ヘラの気を逸らすために休みなく喋り続けていました。 ですが、ヘラはこの企みに気づいて怒り、エコから自ら話す能力を奪い、誰かがしゃべった言葉を繰り返す力のみのこしました。 美しい青年のナルキッソスがエコの求愛を拒み、衰弱して「こだま」となったという説もあります。 また、そのナルキッソスはというと神々がナルキッソスの態度を罰しようと、水面に映った自身の姿に恋をするように仕向けます。 水面に映る自分を見続けたナルキッソスはやがて痩せ衰えて死んでしまいました。 そうしてナルキッソスは水仙になりました。 因みに、エコはエコー(音響、こだま)の、ナルキッソスはナルシストの語源となっています。

ヘラクレス

ウスは浮気相手、アルクメネの子のヘラクレスの為に「今度生まれるペルセウス(メデューサの首を切った英雄)の後裔がミュケナイの王になるだろう。」という宣言をしましたが、それを阻止しようとしたヘラの企みにより、ヘラクレスより前にエウリュステウス(この人もペルセウスの後裔)が先に生まれるようにしました。 他にも成人後のヘラクレスに狂気を吹き込んで妻子を殺させたりしました。

レト

ウスの浮気相手のレトが産気づくと、ヘラは地上と大地と島々全てに「レトが出産する場所を提供した大地は地上から消す」と御触れを出しました。最終的にまだ当時大陸でも島でもなかったデロス島が受け入れてくれ、さらにそこからも紆余曲折ありましたが、なんとか出産までこぎつけました。

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