3月は軍神アレスからきています。
戦さの神アレスは嫌われ者で嫌われるだけの性格の持ち主でした。荒れ狂う戦さ、惨状、血を愛する彼の名から連想するのは、暴力的な死やペスト。不吉な星の神でもあります。オード・ゴエミンヌ「ギリシャ神話キャラクター事典」2020、グラフィック社、p.30
6月は主神ゼウスの妻ヘラである結婚の女神(June)から来ています。
不名誉なことに、ヘラはオリュンポス山の神々の中でで最もひどい女神とされています。浮気っぽいゼウス(P12)の妻であり、姉でもある彼女は、嫉妬に悩まされ続け、気難しく執念深い性格になってしまったのです。彼女自身は貞節だったので、「婚姻の神様」「女性の守護神」となり、人々から崇められていました。特に結婚や妊娠を望む女性たちからは、深く敬われましたオード・ゴエミンヌ「ギリシャ神話キャラクター事典」2020、グラフィック社、p.16