ヘスティア

ローマ神話ではウェスタと同一視されている。暖炉、家族の保護、家の保護などを司っている。処女神

ストーリーは皆無!?な大事な女神

スティアオリンポスに引きこもっているのでストーリーが少なく、現存している話はアポロンとポセイドンが同時にヘスティアの元にやってきてダブルプロポーズをしたという話くらいです。 ちなみに、この時に二人とも振っています。 極めて神話が少ないヘスティアですが、とても大切にされていた女神で、一番はじめに供犠を受けていました。 ヘスティアは極めて古い神格で、古いミケーネ時代から王の居室には直径4mの低く丸い炉が部屋の中心に据え付けられているのが常でした。 アルカイック期に入って王という存在がいなくなっても各都市は公共の大きな炉を持っていて、そこを政治的中心・外国人をもてなす場・保護を求めて逃げてきたものを守る場所として扱いこの炉の火はいついかなる時でも絶やさないように番をしていました。 各家庭でも家族の中心であり、食事の際には必ず暖炉にヘスティアへのお供物をしました。 子供が生まれた時やお嫁さんが嫁いできた時など新しい家族ができた時には必ずヘスティアへ儀礼を行っていました。 このようにストーリーこそ少ないものの、人々を守り大切にされてきた女神がヘスティアでした。

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