魅力

色も土をブレンドさせたり、酸素が少ない状態で焼いたりすることにより茶色だけでなく黒色にもなり、非常に奥深い魅力があります。

いくつかの小石原焼

素地に刻まれる「飛び鉋」や「刷毛目」といった技法は、ろくろを回しながら職人の手作業によって生み出されるため、素朴で味わい深い表情が生まれます。手仕事ならではの温かみや、土のぬくもりを直接感じられる風合いが大きな魅力です。また、日常で使いやすい丈夫さが追求されており、柳宗悦らが称賛した「用の美」を体現しています。

さらに、昔ながらの技法を守り手づくりの材料や道具を使い続けている窯元も多く、伝統が確かに継承されています。一方で、ろくろによる多彩な形や曲線表現を活かし、近年では実用性だけでなく鑑賞性を高めた作品も生み出されています。そこには、職人一人ひとりの個性や探求心、そして試行錯誤の積み重ねが息づいています。

また、地元で採れる土や灰を釉薬として活用するなど、素材を大切にする「地産地消」の取り組みも行われているそうです。