歴史
水引の起源は飛鳥時代にさかのぼるとされる。
当時、中国からの使節に対して日本は贈答品を献上していたが、
贈り物に魔除けとして紅白の麻紐を結んだのが水引の由来。
これが日本独自の文化と結びつき、発展した。
奈良・平安時代
紅白・金銀といった色分けが儀礼の規範として整い、格式を示す重要なものだった。
紙の製造が発達したことで和紙をこより状にした水引が生まれ、現在の形に近づいた。
武家社会では贈答が戦略的意味を持ち、水引も大量に使われるようになった。
紙・染色技術の発達で 色数や結び方が増加。

"こより状"
江戸時代
結びの種類やルール(婚礼は紅白、弔事は黒白など)が確立し、
現代に続く水引文化の基礎がほぼ完成。
明治の近代化以降

正式な贈答の作法として水引の慣習が浸透。
祝儀袋などが全国的に一般化し、水引の種類・色・結び方の“意味”が体系化される。
水引は従来の「贈答の結び紐」から、
アクセサリー・アート・インテリア などの工芸作品へ発展。
特に金沢・長野(飯田)などでは伝統工芸として技術継承が行われている。
「結びで思いを形にする日本独自の表現」として世界的にも紹介されている。