次世代に受け継ぐための工夫

近年、茶道人口は減少傾向にあり、その原因として、
若い世代が茶道の世界に入って来ず、
また、始めても長く続かないことが課題となっているそうです。

そんな中、継承していくための取り組みとしては、大きな駅前の広場などで茶会を設け、通りすがりの人や外国人観光客にお茶を振る舞い、お茶の魅力を知ってもらう活動が行われています。

様子

また、茶道を若者が敬遠したり、敷居が高いものと捉えたりしてしまう要因として、正座への抵抗が挙げられるそうです。実際、昔と比べると住宅の洋風化に伴い、
家に和室がある若者が少なくなり、正座をする機会が減ってきています。
こうした状況から、近年ではテーブルと椅子を用いる「立礼席」(りゅうれいせき)が増えてきました。
立礼席
ー立礼席
かつては少なかったこの形式が広まることで、正座が苦手な人でも茶道に触れやすくなり、参加へのハードルが下がっています。茶道は家元があってのお茶であるので、勝手に茶道のあり方自体を変えることはできませんが、時代のあり方やニーズ、多くの人に 親しんでほしいという思いによって、このように少しずつ変化してきているそうです。

正本先生は、インタビューの中で、茶道は決して特別なことではないということを強調されました。昔は「日常茶飯事」と言われるように、茶は人々の生活にとても身近なものとして親しまれてきました。基本から習うと徐々に慣れてくるので、近寄りがたいものと思わずに足を踏み入れてほしいし、今部活動等で親しんでいる人にはこれからも茶道を学び続けていってほしいと話しました。