O-157
O-157や他一部の大腸菌は「ベロ毒素を生産する」性質を持っており、これには バクテリオファージというものがが大きくかかわっています。ベロ毒素
およそ350個のアミノ酸からなるたんぱく質で、熱によって毒性を失います。
バクテリオファージ
細菌に感染するウイルス。
細菌に感染するとき、強制的に自分の遺伝子を細菌に埋め込みます。
「ベロ毒素を生産する」性質はこの遺伝子上にあり、つまり大腸菌にバクテリオファージが感染すると、ファージが 「ベロ毒素を生産する」性質を大腸菌に埋め込み、O-157やベロ毒素を生産する大腸菌が誕生するということになります。
細菌に感染するとき、強制的に自分の遺伝子を細菌に埋め込みます。
「ベロ毒素を生産する」性質はこの遺伝子上にあり、つまり大腸菌にバクテリオファージが感染すると、ファージが 「ベロ毒素を生産する」性質を大腸菌に埋め込み、O-157やベロ毒素を生産する大腸菌が誕生するということになります。
症状
ベロ毒素が体内に入ると腎障害、HUS(溶血性尿毒症症候群)、脳症などを引き起こす
- 腎不全 ⇒ 腎臓が機能不全に陥っている状態
- HUS ⇒ 腎臓、その他の臓器を侵す病気
- 脳症 ⇒ 脳が意識障害などの機能不全に陥っている状態
対処
胃から分泌される胃酸は強力な酸なので、多少の細菌が入ってきても消滅させることができます。
そのため、胃が正常であれば大半の菌の進入を防ぐことができます。
O-157が腸内に進入しても、「腹八分目」を心がけていればO-157は体内で栄養を摂ることができないため生き残ってはいけません。
←病原性大腸菌のページに戻る
←菌の一覧に戻る