主な食中毒菌

2.ブドウ球菌

どこにでも存在する菌です。
この菌自体が食中毒を引き起こすのではなく、汚染された食物中でこの菌が作り出した毒素(エンテロトキシン)が腸管で吸収されたときに生じる。


エンテロトキシン

6.6〜45.5度まで生育が可能。
耐塩性があり、7.5%の塩濃度でも増殖が可能であるとされている。
60度での、30〜60分の加熱で死滅する。

この菌が食物に取り込まれるのは、調理者の手や指から。人の皮膚に生育しているため、傷口から食材への2次感染が原因となりやすい。
特に、手指に傷、湿疹などがある場合は注意!


潜伏期間

通常2〜3時間

症状

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢
発熱はあまりない

予防

  • 傷のある手指で調理をしない
  • 傷口が食材に触れないように気を付ける
  • 食材の加熱を十分に行う
  

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