納税の義務
納税とは
納税とは、租税を納付すること。 (広辞苑第六版より)
学校や市役所、病院などの「公共施設」や公園、港、空港、上下水道の整備などの「公共サービス」は、私たちが健康で文化的な最低限度の生活を送るためになくてはならないものです。
これらを提供するために必要な費用をみんなで出し合って負担しているのが「税金」です。
しかし、一口に「税金」といってもさまざまな種類があります。
まず、日本にはいったいどのような税があるのか学んでいきましょう。
税金の種類

- ●国税 …国に納める税金のこと。
- *1 所得税 ・個人の所得に対してかかる税
- *2 法人税 ・法人(会社)の所得に対してかかる税
- *3 消費税 ・商品の販売やサービスの提供にかかる税
- *4 酒税 ・お酒にかかる税
- *5 たばこ税 ・たばこにかかる税
- *6 関税 ・輸入品にかかる税
- *7 揮発油税 ・ガソリンにかかる税
- ●地方税 …各都道府県や各市町村など、地方自治体に納める税金のこと。
- *8 住民税(都道府県民税、市町村民税) ・住んでいる都道府県、市区町村に納める税
- *9 固定資産税 ・毎年1月1日時点で住宅やマンション、土地といった不動産を所有する人全員に発生する税
- *10 ゴルフ場利用税 ・ゴルフ場のコースでプレーする際に納めている税
- *11 入湯税 ・鉱泉浴場に入湯した際にかかる税
- ●直接税 …税金を納める義務がある人と税金を負担する人が同じである税金のこと。納税者が直接税金を支払う。
- ●間接税 …納税の義務がある人と税金を負担する人(担税者)が異なる税金のことで、税金を負担する人が異なる。
・累進課税制度を取り入れ、所得が多くなるほど負担する額が高くなるしくみになっている
・決算期ごとに確定申告をする
・消費者が負担し、事業者が納税する
・地方消費税として都道府県に納めるものもある
・製造者または輸入者が納税するが、負担するのは消費者
・2018年の酒税法改正によって、2020年10月から税率が変化
→ビールや日本酒などは減税、ワインなどは増税
・国に納める国税と地方に納める地方税に分けられる
・原則として輸入者が納税する
・道府県民税も市町村民税も一括して市区町村に納める
・1人あたり1日分の定額を納める
・税率は1人につき1日150円