総勢何人!?多すぎる浮気
イオ
イオはガリレオ衛星の一つの由来となっている人物です。 イオは元々ヘラ(ゼウスの正妻。ゼウスの浮気相手とその子供に苛烈な制裁を与えます。(後述))の神殿に仕えていた巫女で、ゼウスと浮気をしていましたが、ヘラに勘づかれゼウスによって姿を牝牛に変えらました。 その後、ヘラは百個の目を持ったアルゴス・パノプテスにイオを見張らせました。 アルゴス・パノプテスは眠っている間も50個の目が開いているので、ゼウスが昼も夜も近づけません。 そこでヘルメス(ゼウスの息子(後述))にアルゴス・パノプテスを退治させました。 それでもヘラはイオを許せず、イオを徹底的に指すようにアブに命じ、イオの元に送り出しました。 イオはアブから逃げ回りエジプトまで逃げてやっと元の姿に戻れました。 この時ヘラは殺されたアルゴス・パノプテスの目を孔雀の羽根につけました。なので孔雀の羽には目があるとされています。
エウロぺ
エウロぺもガリレオ衛星の一つの由来となっている人物です。 エウロぺはフェニキア(現在のレバノン)の王女です。 友達と花を摘みに砂浜へ向かっていたところを偶々ゼウスが発見し浮気相手に見定められました。 ゼウスは浮気はしたいが、ヘラが怖かったので白い牡牛になってエウロぺに近づきました。 エウロぺが花を摘んでいると立派な雄牛が目に入りました。 エウロぺは雄牛に花冠をかけると、とても感じが良かったのでその背にまたがって、友達についてくるように言いましたが、雄牛(ゼウス)はエウロぺを背にのせたまま駆け足で海へと走り出してしまいました。 そうして、クレタ島に泳ぎ着いてゼウスはやっと止まりました。 ちなみにおうし座のおうしはこの雄牛(ゼウス)です。
カリスト
カリストもガリレオ衛星の一つの由来の人物です。 おおぐま座の元の姿です。 ゼウスがアルテミス(ゼウスの娘(後述))の従者のカリストに恋をしたので、アルテミスの姿になってカリストに近づきました。 その後カリストには子供ができてしまい、水浴びの際にとうとうアルテミスにバレてしまいました。 アルテミスは出産を異常に恐れていて(後述)、従者であるカリストを許さず、クマに変えてしまいました。 のちに子供が産まれました。 その子供が大人になった後、まさか母親が熊になっているとは思わず、目の前にいたカリストを射殺そうとしました。 ゼウスがそれを止めるために子供もクマに変え、空へと上げました。 それが今日のおおぐま座とこぐま座の由来となっています。