メインページ > お米×科学 > お米にいる虫


 お米にいる虫

このページではお米にいる虫について紹介しています。



 お米にいる主な虫の種類

お米に発生する虫には主に2種類います。
 ・「穀象虫」
 ・「ノシメマダラメイガ」
の2種類です。




 穀象虫

穀象虫

・黒い
・体長2〜3.5cm
・特徴は象のように長く伸びた口吻があります。

気温が20℃以上になると活発に繁殖していきます。
また、お米の中に卵を産むので、孵化して成虫となったら、米粒の中から出てきます。
そして、お米を食べ散らかしていきます。

15℃以下になると穀象虫は繁殖しなくなります。
また冷凍すると穀象虫は死にます。
しかし、米粒の外の成虫は取り除けますが、米粒の中の卵・幼虫は分別できないので、一度穀象虫が発生したお米は食べないようにしましょう。

対策として、15℃以下の場所で、密閉できる容器で保存し、購入後は早めに食べましょう。




 ノシメマダラメイガ

ノシメマダラメイガ

・体長7〜8cm
・蛾
・どこにでもいます(常に穀類などを探し求めて飛び回っています)。
・幼虫は黄白色でイモ虫みたいな形をしています。

ノシメマダラメイガはビニールを簡単に食い破ります。
なので、購入したお米を袋のまま保存することは、ノシメマダラメイガの標的になります(袋のまま保存するのことがダメな理由の一つ)。

また、ノシメマダラメイガの標的になるのはお米だけではありません!
油脂分の含まれた食品を好むので、それらの食品も標的となります!
更に、床に落ちている食べかすなども標的になります!

対策として、お米に限らず高温の場所は避け、密閉できる容器で保存し、容器内・室内は清潔に保ちましょう。

▲ページ上部へ



 お米に虫が湧いた場合の対処法

穀象虫やノシメマダラメイガは人体に悪影響を及ぼすわけではありませんし、「虫が湧いている」ということが気分的にあまりよくないというまでです。
もしもお米に虫が発生してしまった場合は、捨てるのではなくて、明るくて風通しのいい場所に新聞紙を広げ、その上にお米を出し、虫が逃げるまで放置しましょう。(ただし、直射日光はさけること。お米が傷みます。)

▲ページ上部へ