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 結婚制度の変化

 昭和時代は見合い結婚が主流でしたが、現在の日本では見合い結婚の割合が約1割になり、約9割の人が恋愛結婚をするようになりました。
 今までは、男性が仕事に行き妻と子供を養っていましたが、女性の社会進出が進んだことで女性が経済的に自立できるようになりました。よって女性は、見合い結婚で自分の経済環境に合った男性を選ばなくてもよくなったのです。また、恋愛結婚に対する偏見がなくなったことで、出会いの場が増え、より恋愛結婚しやすい環境になったからです。

 
 結婚生活はどう変化したのか

 昭和の花嫁は、家庭を重要視していました。仕事をしている女性も家庭を優先していました。それは、昔から根強く残る「女性は家庭」という意識からです。しかし、現在共働きする家庭が増え、女性は家事と仕事の両立を必要とされました。ですから、夫とは対等な関係でいるべきという考えを持つ人が多くなっています。夫が昭和の時のように妻に自分の事をすべてやらせるということは減っていき、夫が生活面で自立していきました。

 
 結婚後の就業の変化はどうなのか

 結婚後の花嫁の多くは、そのまま仕事を継続しており、退職する妻は減少傾向にあります。しかし、第一子出産後はそうではありません。出産後は、退職する人も増え、継続する人と同じくらいの割合になっています。理由としては、家庭や子育てのことを考えての行動が多いです。
それでは、男性としてはどうなのでしょうか。昭和時代、男性は「専業主婦になってほしい」という人が、「仕事と家事を両立してほしい」という人より上回っていました。この頃は、世間が「男は仕事、女は家庭」ということが当たり前だったからです。しかし、現代では専業主婦になってほしいと思う人が少なくなってきています。なぜなら、夫の収入だけで暮らすより、共働きであるほうが経済的に安心できるからです。

 
 離婚率の変化

 昭和時代は離婚率が1.0%に対し現在では2.1%と約2倍に膨れ上がっています。昔は離婚を失敗、挫折というマイナスと考えていました。また、「亭主関白」だったため妻が不満を言わず我慢することで離婚の原因が解消され、関係が成り立っていました。しかし、女性と男性が対等な関係になったことで、女性も不満を言えるようになりました。離婚を再出発、新しい起点などというプラスに考える人が増えたことで離婚に対する抵抗がなくなっていきました。また、母子家庭でも子供を育てられる環境が整っていったことや女性の自立化が進んだことも関係しています。

 

 

昭和

平成

結婚制度

見合い結婚

恋愛結婚

結婚生活

家庭に尽くす

夫と妻は対等な立場

結婚後の就業

妻は家庭に

退職者は減少傾向

離婚率

1.0%

2.1%

 
 
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