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 私たちは、現代の高校生たちが結婚についてどのように考えているのか調査するため、アンケートを実施しました。アンケート内容は、 ・同性婚について ・結婚衣装について ・結婚制度について ・自身の結婚について ・結婚後について のようになっており、31人の高校生(男子含む)にアンケートを実施しました。
 Q1 外国では同性結婚を合法化する国が多くなっています。日本ではまだ導入されていませんが、導入するべきだと思いますか?
「はい」と答えた人の意見では、「結婚は個人の自由であるから」、「差別するのは良くないから」、「海外で認められているのなら、日本でも認めるべき」などがありました。反対に「いいえ」と答えた人の意見では、「同性愛を受けつけられない」や「日本は少子化が進んでいるから」などの意見がありました。この結果から、同性婚を合法化することに賛成する人が多いものの、「少子化が悪化してしまうのではないか」と危惧する人もいるということがわかりました。現在日本国内では、3つの市で同性の事実婚が認められています。今後、日本全体で広がっていく可能性も大いにあるため、「同性愛は気持ち悪い」と思う人が減少するといいなと感じました。
 
Q2 あなたが結婚式を挙げるならどの国の花嫁衣装を着てみたいですか?(女性限定の質問)
 この質問では、「ウェディングドレス」を着たいと思う女性が最も多かったです。ウェディングドレスは「女性の憧れ」であったり「結婚式の定番」と考えられており、一番支持を集めていました。また、日本の伝統的な花嫁衣装である「白無垢」を選んだ女性が二番目に多く、理由としては「伝統文化を大切にしたい」「和婚をあげたい」などの意見がありました。そのほか、日本国外で使用されている花嫁衣装を選んだ人の意見としては「その国が好きだから」や「デザインが日本とは違ってお洒落だから」「ほかの人と違う花嫁衣装を着てみたい」などの意見があがりました。また、「花嫁衣装からその国の風土や、服装の違いが感じられて面白い」と感じる女性が多く、もっと見てみたいという声が多くあがりました。
 
Q3 日本で新たに結婚制度を制定するとしたらどの結婚制度がいいですか?
 この結果から、多くの人が今の日本の結婚制度である「一夫一妻制」を望んでいることがわかります。一夫一妻制を望む人の意見としては、「一夫多妻制や一妻多夫制は、平等にパートナーを愛すことができないと思う」や、「集団婚は想像できないし、不倫のようなイメージを持つため嫌だ」という意見が多く見られました。また、「一夫多妻制」を選択した人は、「裕福な男性が女性を養うことは悪いことではないし、女性も案外自由に暮らせるのではないか」と考えている人や、「集団婚」を選択した人は「多くの人と恋愛してみたいし、全員がそうするならおかしいことではなくなる」という意見がみられました。この結果から、今まで通りの結婚制度でよいと感じる人のほかに、「多くの人と恋愛をしてみたい」などの恋愛結婚が主流になった、現代らしい考え方もあることがわかりました。
 
Q4 将来結婚したいと思いますか?
 「はい」と答えた人の多くは、「家庭を築きたい」「1人は寂しい」と考えており、そのほかには「経済面で不安があるから結婚したい」や、「結婚するのが当たり前だから」、「愛する人と一緒にいたい」などの現実的な考えと、恋愛的な考え方などが多くみられました。「いいえ」と答えた人は、「個人の時間がなくなる」という意見が最も多く、そのほかには「親の影響」や「結婚するのがめんどくさい」という高離婚率や晩婚化が原因であったり、影響していると考えられる意見があがりました。
 
Q5 結婚した場合、結婚式をあげたいですか?
 この質問では、結婚式をあげたいと答えた人の多くが「人生に一度だけだから」「思い出を残したい」「周りの人に認知してもらうため」と答えました。また「親孝行になるから」や「結婚式は一種の儀式でもあるから大切にしたい」「大きな節目になるから」など、誰かのためであったり、結婚式の意味を理解した上で「式をあげたい」と考えている人がいることに驚きました。反対に、結婚式をあげたくないと考えている人は「結婚式を挙げるのが面倒」であったり、「お金がかかるからあげたくない」と考えている人が多かったです。最近、結婚式の価格を下げて設定したり、「家族婚」という小規模で結婚式を挙げるのが広まっているのも、このような現状が影響しているのではないかと感じました。
 
Q6 結婚式をあげる場合、どこであげてみたいですか?
 この質問では、主にキリスト教のプロテスタント派の「牧師が聖書を持って赴けば、どこでも結婚式をあげることができる」という結婚式の特徴を生かしてどんな場所で結婚式をしてみたいかを調査しました。最も多かったのが「教会」です。この場での教会はキリスト教カトリック派が結婚式や礼拝の際に使用する教会を示していますが、多くの人がこの教会を選択していました。Q2で「ウェディングドレスを着たい」と回答していた人が教会を選択していたため、ウェディングドレスで行う挙式=教会、というイメージが定着しているんだなと感じました。また、チャペル(ホテルなどに併設されている教会が所有しているわけではない礼拝施設)や、水族館での挙式を選んでいる人もいたため、一般的な結婚式だけでなく、少し変わった結婚式を行いたいと考えている人も多いことがわかりました。
 
Q7 結婚後はどのように仕事をしたいですか?(男性の方は自分の配偶者にどう望みますか)
 結婚後に花嫁に仕事をどのようにしてほしいか、という質問では多くの人が「結婚後も働きたい(働いてほしい)」と考えていました。結婚前〜出産後までと同じ仕事を続けたい、と考える人と、それまでの仕事は辞めてパートなどで働きたいと考える2つが最も高い割合となっています。どちらにしても「共働き」を望む人が多いようで、現代の日本でも60%近い夫婦が共働きをしています。対して、結婚後や出産後に仕事を辞めて専業主婦になりたい(なってほしい)と考えている人は24%と低く、女性の社会進出が進むとともに、女性が仕事を生きがいとすることが増えてきているように感じました。
 
 
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