三重交通さんへの取材

路線バスの利用者数が一番多かったのは西暦何年くらいでしょうか?
1965 年(昭和 40 年度) 1 億 3 千 3 百万人で、2022 年(令和 4 年度) 3 千 6 百万人です。
人口減少や少子化の影響で、路線バスの利用者は減っていますか?
モータリゼーションの進展などの影響もあり減っています。

過疎化が進んでいる地域など路線バスの維持が困難な事例はありますか?
  
過疎地域に限らず事例はあります。
新型コロナウイルスが発生して、外出がしにくくなり、在宅ワークが増えましたが、路線バスの利用者に影響はありましたか?
生活様式が変化(リモートワークの増・出張の減等)し、多大な影響(マイナス)がありました。
路線バス存続のための意識とは?(企業側)
公共交通機関の使命を遂行するため(地域への貢献のため)、以下の取り組みを行っています。
利用者動向に基づく運行計画の見直し:利用者のニーズや変化する動向に合わせて、効率的な運行計画を策定しました。
IC カードシステムとバスロケーションシステムの導入:利用者の利便性を向上させるため、IC カードシステムを導入しました。
また、バスロケーションシステムの導入により、リアルタイムのバスの位置情報が提供され、利用者はより正確な到着予測が可能となりました。
路線バス存続のための意識とは?(利用者側)
  
地域の問題として地域が主体となって考えることです。
具体的には、地域全体の発展や住民の利益を考えて、持続可能な公共交通システムを構築・運営することだと思います。
コミュニティバスの運行委託をされていますか?
  
当社が運行させていただいているコミュニティバスはありますが、運営元はあくまで市町村様です。

 三重交通さんに取材させていただき、三重県下においても路線バスの維持が困難な例があることが分かりました。
 また、三重交通さんが、コミュニティバスを運行されていて、運営元は市町村ということが分かりました。企業と市町村が協力して公共交通システムを構築してくださっているのだと思いました。
 公共交通システムの構築がなぜ必要なのか、そもそも高齢者になると、なぜ運転に差し障りが出てくるのか、根本的なことを事を調べる必要性を感じ、「老化とは何か…」について調べてみることにしました。

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