熊野市自主運行バス




取組の背景
  地域と交通の状況 【集落点在】【市町村合併による交通再編】【事業者から廃止の申し出】
・ 熊野市は、熊野灘に面する三重県南部の都市で、豊かな自然と温暖な気候に恵まれた地域です。近年は、 世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道-熊野古道」への拠点として、観光客も多く訪れています。
・ 元々、広域な面積に集落が点在する地域でありましたが、平成 17 年 11 月の紀和町との合併や、利用者減によるバス事業者の路線撤退などが続き、交通弱者の足の確保など市全体としての公共交通網の再検討が求めら れる状況にありました。公共交通機関は、JR 紀勢本線とバス路線のみでした。
【都道府県の補助(バス)】
・ 熊野古道瀞流荘線を含めた公共交通路線網の検討は、「三重のくにづくり宣言」(旧三重県総合計画)に基づ き策定された「熊野生活創造圏ビジョン」の「交通アクセス推進部会」の中で、「公共交通に係る問題解決に取 り組むための具体的な材料入手」の一環として取り組まれました。
・ 熊野古道瀞流荘線には、県の「三重県市町村自主運行バス等運行費補助金」による補助金を受けています。当初は運行費欠損額の 1/2 の補助割合でしたが、平成 17 年度より、毎年 1/20 ずつ補助割合が減額されています。

感想

 県の補助金を受けていたり、「三重のくにづくり宣言」の一環としての取り組みであったり、市だけでなく、県も交通弱者対策に取り組んでくれていることが分かりました。交通弱者対策は国・都道府県・市町村の連携が大切だと思いました。


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