Q&A

肥満、喫煙、過度の飲酒、塩分の取りすぎなどが心不全になりやすい人の生活習慣です。その中でも特に「肥満の人」は心臓に対する負荷が大きくなり、ポンプ機能にダメージを与えやすいため、心不全になりやすいです。

完全に治ることはほとんどありません。治療をしっかりしていても、悪化と改善を繰り返しながら進行していくのが一般的です。

息切れ・動悸がある時。夜中咳が出たり、寝ているときや横になると息苦しくて座っている方が楽なときなどはすぐに病院に行った方がいいです。

一般的に血液検査や胸部X線画像（レントゲン）、心電図検査、心エコーなどの検査があります。

心不全は「急性心不全」と「慢性心不全」の2種類があり、それぞれ治療法が違います。急性心不全は救命を目的として酸素投与や薬物治療が行われます。慢性心不全の場合は原因となる病気の治療や生活改善を行います。

健康保険を使えばかかった治療費の1~3割を窓口で支払うことになります。手術や検査などで金額が高くなってしまっても、高額療養費制度を使うと70歳未満で所得が「一般」の人の場合、一ヶ月当たり44,000〜140,100円で治療を受けることができます。

水分を取りすぎると血液中の水分が多くなり、弱った心臓で大量の血液を送らないと行けなくなるので、心臓に負担がかかるからです。

適切な運動で体力が向上したり筋力が維持され、心臓の負担が減ることにつながります。だから積極的に行うことが勧められてます。お医者さんに聞きながら、負担の少ない運動を心がけましょう。

塩分を取りすぎると体の中に水分をためこみやすくなり、高血圧やむくみの原因になります。「主食」「主菜」「副菜」をバランスよく食べましょう。

民法第709条では「故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。」、民法第698条では「管理者は、本人の身体、名誉又は財産に対する急迫の危害を免れさせるために事務管理をしたときは、悪意又は重大な過失があるのでなければ、これによって生じた損害を賠償する責任を負わない。」決められています。つまり、一般の人が善意で救命活動を行った場合は、うまくいかなくて訴えられても負けることは考えにくいと言えます。もし、不安があるなら救急車を呼ぶ、周りに助けを求めるなど自分にできることをするといいですね。

女性に対して人命救助のためにAEDを使うことは刑事罰・民事罰どちらも原則的に免責されるという方針を厚生労働省が出しています。心配なら119番通報をして電話越しに救急隊員の指示に従う、周りの人に救命活動を行っていることを認識してもらうために声を出しながらAEDを使うなど、誤解を防ぐ行動を取るといいかもしれないです。また、AEDを素肌に直接貼ることができれば、服を脱がせる必要はありません。上の質問と同じように直接助ける以外にも、上着などで周囲から見えないように隠す、救急隊員がきた時に誘導したりするなど自分のできる範囲で協力できるといいと思います。