心不全の原因

心不全の原因は主に心臓病に関連していて、大まかに5つに分かれます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

1. 冠動脈が狭くなる心臓病

冠動脈は心臓の筋肉に栄養を届ける大切な血管です。
これが狭くなると心臓に必要な栄養が届かなくなり、心臓病が発生することがあります。
特に冠動脈が詰まると、心筋梗塞と呼ばれる状態が起こることもあります。

2. 高血圧による心臓病

動脈が硬くなったり、塩分の摂りすぎなどで引き起こされる高血圧。
これが長く続くと心臓が肥大して心臓病が発症することがあります。

3. 不整脈からくる心臓病

心臓の脈拍が極端に速くなったり遅くなったりする不整脈が原因で、心臓病が発生することもあります。

4. 弁膜症による心臓病

心臓には血液を流すための弁がありますが、その弁の働きが悪くなると心臓病が発生することがあります。
心臓の血液の流れが一方通行になることもあるんです。

5. その他の原因

生まれつきの心臓病やウイルスなどが原因の場合もあります。
また、原因が特定できないこともあります。

心不全の原因となる病気の図
心不全の原因の図・チームメンバーが作成

 

よくある原因は?

心不全の原因はさまざまですが、特に多いのは以下の5つです。

  • 塩分・水分の摂りすぎ
  • 感染症(特に肺炎)
  • 過労
  • 薬の飲み忘れ
  • 不整脈

この中で、特に多いのが「塩分の摂り過ぎ」です。
心不全を予防するために、健康な生活習慣を心がけましょう。

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