心不全の定義

心不全って何?

心臓は体中に血液を送り、栄養や酸素を運び、体から老廃物や二酸化炭素を運び出す大切な働きをしています。
これによって私たちは生きています。
でも、心臓のこの重要な働きがうまくできなくなると、どうなるか想像してみてください。
全身に酸素や栄養が行き渡らなくなり、老廃物や二酸化炭素がたまります。
その結果、息苦しさや身体の不調が現れることがあります。
血液の流れのイラスト

血液の流れのイラスト・チームメンバーが作成

 
全身に酸素や栄養がきちんと運ばれなくなり、老廃物や二酸化炭素が運び出されなくなります。
そうすると、息苦しくなる、身体に不調が現れるだろうと想像できます。
 
心不全とは心臓に何らかの問題があって、心臓が全身の臓器に血液を送れなくなる状態のことです。
このとき心臓は無理をして血液を送り出そうと頑張りますが、この状態が続くと心臓が疲れてしまいます。
その状態が心不全と呼ばれています。
 
心不全は1つの病気ではなく、心臓に負担をかける様々な病気によって最終的に至る「症候群」です。
つまり、原因や自覚症状は人によって異なります。

心不全の特徴

心不全とは治すことが難しく、心不全になってしまうと元に戻すことができません。
下の図は心不全になった人の心臓の働きと年月の経過をグラフにしたものです。

心不全の時間経過を見るグラフ
「ひなたのあなたの心不全手帳」を参考にメンバーが作成、使用許諾済


このグラフのように一度心不全になると心臓の働きはよくなることはなく、心臓の働きは徐々に悪くなっていきます。
そして、生活が制限されたり、筋力や認知機能の低下などを引き起こすことがあります。
また、症状がほとんどなくても、突然急激に悪化して命を失うこともあります。
だから、まず心不全にならない生活をすること、そして心不全になってしまった後は悪化しないように予防することが重要です。
 

心不全は予防できる

では、どうやって予防すればいいのでしょうか?
心不全を予防するために、まずは心不全の症状や原因について知りましょう。
そして、健康な生活を送り、心不全が進行しないように注意することが重要です。
その前にまず、心不全の症状と原因について探ってみましょう。

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