私達の生活や健康への影響
マイクロプラスチックによるもの
海洋汚染により発生したマイクロプラスチックには人間の健康にも被害を及ぼす恐れがある。
マイクロプラスチックを誤飲してしまった海洋生物を私達が食べるともちろん私達のからだにもマイクロプラスチックがはいることになる。
マイクロプラスチックは極めて小さいことから、海洋生物が誤食するだけでなく、塩や飲料水の中にも含まれることがある。韓国の研究者グループと環境保護団体「グリーンピース東アジア」の合同チームが行った調査では食塩の9割にマイクロプラスチックが含まれていたことが明らかとなった。私たちはあらゆる食物から気付かないうちにマイクロプラスチックを取り込んでいるかもしれないのである。
マイクロプラスチックには有害物質が吸着しているため、体内に溜まっていくと免疫力低下をはじめとしたなんらかの健康被害に害が出るとされている。
油の流出によるもの
油の流出はあらゆる海洋生物に被害を与えるため、私達が食卓で食べる魚介類の漁獲量などにも影響をあたえる。以下が詳しい被害である
①魚介類の高騰
②油を取り込んだ魚を食べた場合健康被害が発生する。
③油の回収や防除作業中、作業を行う人々が石油に含まれる毒性の強い成分により健康被害を受けやすくなってしまう。
④漁業への影響
⑤油が海岸へ到達した場合景観や遊泳ができなくなるため観光業も大きなダメージを受ける。

