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味や匂いについて

初めて食べるものや食べ慣れないものの味や匂いは苦手だと感じることがあります。昆虫も種類によって味は様々で独特の風味や味わいがあるものもあります。そのため、昆虫食を始めて体験するときの種類選びが重要になってくると考えます。また、最初は素材そのままで食べるのではなく調理方法を工夫し、味に慣れることが必要だと考えます。

昆虫食の選び方

○クセがないものを選ぶ
昆虫には特有の風味があるものがあります。例えば、カブトムシの幼虫は腐葉土を食べているため土臭さが強かったり、ムカデやホタルはとても苦かったりします。そのため、初めて食べる昆虫には風味が弱くクセが少ないものを選ぶことをおすすめします。私たちが実際に食べた昆虫の中ではバッタ類がクセが少なく食べやすかったです。

○食感の軟らかいものを選ぶ
初めは食感の軟らかいものを選ぶと良いと思います。カブトムシやゲンゴロウなどは硬い殻のようなもので外側が覆われているため食べるのが大変です。硬い昆虫は長く噛まなくてはいけないので、苦味や雑味を感じやすくなります。そうならないよう、最初は蜂の子などの軟らかい食感のものがいいでしょう。

○一口で食べられるサイズのものを選ぶ
タガメやサソリなどの大きい昆虫は飲み込むのに時間がかかってしまうので、シロアリなど小さい昆虫を選び無理をせず食べるといいでしょう。何度か試すことで少しずつ慣れていくことが多いです。

昆虫の味をコントロールする

昆虫の味は育てる環境や食べさせるエサによってコントロールすることができます。
昆虫には草などの植物のみを食べる「植物性」、小さい虫などを食べる「動物性」、植物も虫も何でも食べる「雑食性」がいます。コオロギなどの雑食性の昆虫は様々な物を食べるので、食べるエサによって味をコントロールし、多くの人が受け入れられるような味になれば良いと思います。

調理方法を工夫する

イナゴや蜂の子は砂糖やしょう油、酒などで甘辛く煮付けた甘露煮や佃煮にして食べると食べやすくなります。
セミの幼虫は素揚げにすると油との相性が良く雑味がなくなります。
私たちはイナゴを胡麻和えにしましたが、胡麻の風味で食べやすくなりました。他にバターやニンニクなど味の強い調味料を使用したり、燻製にするなど調理方法を工夫すると良いのではないかと考えました。

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