安全性について
昆虫に毒が含まれているのではないか?昆虫を食べて体調が悪くならないか?という不安がある人も多いはずです。その不安を解消するためには、昆虫食の安全性を知ることだと考えます。
毒があるのか
昆虫には毒を持ったものがいます。ハチ、クモ、タランチュラ、サソリなど、そのほとんどの毒は加熱すると毒性が抜けます。 販売している昆虫食は、食べられる種類の昆虫を選別し、「加熱をおこなう」「毒針を抜く」「有毒な部位を除去する」などの処理がおこなわれているため安全に食べることができます。また、食用昆虫は安全管理された環境で飼育されているため安心して食べられています。
健康被害
市販の昆虫食は、アレルギーを除き、安全面に配慮した適正な処理がされているため健康被害はありません。 しかし、自分で野生の昆虫を採取して食べる際は注意が必要です。野生の昆虫には寄生虫がいる可能性が高いので必ず加熱してから食べた方がいいでしょう。しかし、きちんと処理をしても健康被害がないという保証はありません。また、有毒植物を餌にしている昆虫もいるので知識を持っておくことが必要です。さらに、生物濃縮により汚染物質が蓄積されている可能性があります。 野生の昆虫を採取して食べるにはリスクが多いため、市販の昆虫を食べることをおすすめします。
安全性を高めるには
安全性を高めるために今後の取り組みとして、
・昆虫食品の規格の確立
・昆虫食に関する安全性や品質に関するガイドラインの作成
・食用昆虫の飼育に係る衛生管理や飼料管理の基準の作成
などが必要だと考えます。