うどん発電とは
うどん発電とは
うどんの生産量日本一の香川県で行われている*「うどん発電」*。香川県はうどんの消費量、生産量が最も多いこのプロジェクトは、私達の ”もったいない”を未利用資源として捉え、地域のために役立てるというテーマの元になったものです。 「うどん発電」では作りすぎてしまったものや、廃棄されそうなものを「メタン発酵」することにより、ガスを発生させ、電気を作り出すことができます。また、バイオマス発電を行ったあとに、プラントに残ってしまったものは堆肥として利用することもでき、持続可能かつ、循環型の発電につながっています。
メタン発酵⋯メタン発酵は、加水分解、酸生成(発酵)という二つの過程の後に行われます。加水分解では、酵素の働きによって物質を分解し、酸生成(発酵)により有機酸やアルコールに生成します。
またメタン発酵では様々な要因の影響を受け、環境や温度によってバイオガスの発生量は大きく変わります。メタン発酵の際、メタン生成菌は嫌気的環境でないと生育することができないため、発酵槽は気密状態を保つ必要があります。
また、メタン菌はうどんだけを与えるよりもバランスよくいろいろな種類の食べ物を与えたほうがよく成長するそうです。この発電方法で、年間で一般家庭約40~50世帯の電力を賄える量の発電を行うことができます。
うどん発電が始まったきっかけ
香川県はうどんの消費量、生産量が最も多いことで知られていますが、生産量が多いからこそ、その生産工程から発生する廃棄うどんも多く、年間推計3000トン(小麦粉換算)以上ものうどんが廃棄されていると言われています。
讃岐うどんのお店では、うどんを先に茹でておき、注文が入ったらさっとお湯で温めてから提供されるため、あまりに時間が経ってしまうと、讃岐うどんの特長である「コシ」がなくなってしまいます。一般的には、茹でてから20分ほどたってしまったものは廃棄されてしまうのだそう。さらに、うどんが作られる工場でも、切れ端などの廃棄うどんが大量に発生します。大きな製麺所では1日4トンもの食品が廃棄され、焼却処分されています。
そこで、うどん県ならではの課題であった、うどん廃棄がきっかけとなり、毎日捨てられてしまううどんを廃棄処分するのではなく、リサイクルすることで、廃棄物を減らし、持続可能な循環型社会のシステム・モデルを構築しようという取り組みにつながりました。
実績
一年間(2014年度)
発電量⋯約75,000kWh/年
廃棄食品回収量⋯約300t
温室効果ガス削減量⋯約800t
2014年から2021年までの累計
廃棄食品回収量⋯約2500t
温室効果ガス削減量⋯約800t
最大年間発電量⋯180000kWh/年
→約40~50世帯分の電力
バイオマス発電の循環
