まとめサイト全体を通しての結論を述べます

今回の研究を通して、バイオマスには環境負荷の低減だけでなく、地域の資源・人・お金をつなぎ、地域循環型社会の形成に貢献する多様な力があることが分かりました。バイオマスの活用には必ずしも新しい技術が必要なわけではなく、私たちがこれまで「ゴミ」として捨ててきた廃棄物そのものが資源となるため、導入・利用しやすい仕組みであることが明らかになりました。また、バイオマス資源はエネルギー利用にとどまらず、堆肥化製品化など利用用途が幅広いため、地域ごとの特性に応じた事業展開が可能であり、香川県のうどん丸ごと循環プロジェクト真庭市のバイオマス事業の事例から、地域資源を生かした循環の仕組みが地域経済の活性化人々のつながりを生み出していることを学びました。さらに、実際に自分たちでバイオマス製品を調べ、購入する体験を通して、これまで意識していなかっただけで身の回りには多くのバイオマス製品が存在していることに気づきました。これらの調査・研究から、バイオマスは石油の代替燃料として地球温暖化の進行を緩やかにするだけでなく、新たな雇用創出や地域経済の発展、地域の結束力向上など環境と社会の両面をより良い方向へ導く可能性を持つ一方、日本では再生可能エネルギーの利用率の低さや技術面の課題が残されており、今後は政府や企業だけでなく地域に住む人々一人ひとりがバイオマスの価値を理解し、信頼し、協力していくことで、バイオマスの活用をさらに広げ、地域循環型社会の実現につなげていくことが重要であると考えました。

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