このページではどうやってお米が農家さんの手によってできるのか紹介しています(※あくまでも一般的な過程であり、農家によってその過程はことなります)。
田んぼの土を田んぼの周りに積み上げて、冬の間に崩れた畔(壁)を立て直します。
あぜぬりを行わないと、冬の間にモグラなどに空けられた穴から水などが全部漏れてしまいます。
種まきは直接、田んぼにするのではありません。別の場所で種をまき、苗の状態まで育てます。
田植えの備えての準備をここでするわけですね!
田んぼの土を掘り返して、田んぼ全体に空気を取り入れてあげます。
そうすることによって微生物の活動が活発になります。
田んぼに水を入れ、鍬(くわ)やトラクターなどで、土の塊を砕いてあげ、田んぼ全体を平らにしていきます。
この作業は同じ高さに苗を植えることにより、均等に苗に水がいきわたるようにするためです。
別の場所で育てた苗を田んぼに植えます。
この作業はみなさんもやったことがあるのではないでしょうか。
ニュースなどで小学生が田植えの体験をしている映像などを夏になるとよく見かけますね。
植えるときに等間隔に植えなければなりません。
等間隔でないと、収穫が行いにくくなってしまいます。
さらに、日が当たらない苗が出てきたり、隣同士で栄養を奪い合ったりして、うまく育たない苗が出てきてしまったりします。
この「中干し」という作業を初めて耳にする方も多いのではないでしょうか。
中干しとは、夏の暑い時期に田んぼの水を抜いて、乾燥させることを言います。
乾燥させることによって、稲の根が腐ってしまうのを予防しています。
更に、「地中のガスが抜ける」や「稲刈りがしやすくなる」などの利点もあります。
育った稲を刈り取ります。
昔は鎌を使って刈っていましたが、近年は機械で行うのが主な方法となっています。
刈り取った稲を木や竹などの枠につるして、乾燥させます。
乾燥が終わったら、稲から玄米を取り外し、袋に詰めて出荷されます。
出荷先はJA(農協)や直売など様々です。