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 ISOは最初はAUTOでもいいのかも!
 
 光を感じる感度の良さ、敏感さのことをISOと呼びます。数値が高いと感度も高くなります。ISOが高いと光をよりとらえやすくなるため、暗い場所でも、人物も背景も暗くならず、適切な明るさの写真を撮ることが出来ます。一般的なカメラはISOの最も低い感度は100になっているものが多いです。カメラが最新だったり、値段が高かったりして良いものになるにつれて、ISOの上限はどんどん高くなります。また、ISOが高いほど明るく撮影できるので、シャッタースピードを速くしても暗くならずに、ブレの少ない写真が撮れます。日中の屋外だとISOを上げなくても十分な光を得ることが出来ますが、屋内で撮る場合、電気のついた室内でも太陽の光と比べるとだいぶ明るさの度合いが落ちます。ですのでISOを使うのは暗い夕方や夜だけとは限りません。場所に応じて適宜調節しましょう。
 
 
 ISOは高すぎると写真にノイズが発生して全体的にざらつきが出てしまいます。そのため、ISOはむやみに上げることはせず、ブレがなくなる程度にとどめると良いでしょう。最近はISOの上げすぎが原因で出てしまうノイズを少なくする機能が付いているものもあります。ノイズリダクションというのですが、それでも100パーセントノイズがゼロになるというわけではありません。また、ノイズを減らすために、写真全体のシャープさが失われ、細かいところがボケた写真になってしまいます。ですので、普段はこの機能はオフにしておき、本当にノイズがひどいときにだけ使うことをお勧めします。
 
 自分でこだわりの設定にはできませんがノイズをできるだけ無くし、ブレを最小限に留めたいのならISOオートにするのもいいかと思います。設定することに気を取られシャッターチャンスを逃すことも少なくできます。逆に、シャッターチャンスだと思って撮り続けていたら、明るさが合っていなかった、ということも防げます。また、ズームレンズの場合、被写体との距離を縮めることができる分だけ手ブレと被写体ブレが目立ちやすくなります。その時にISOを上げると、シャッタースピードをより早くすることが出来るのでブレを低減することが出来ます。
 
 このISOはスマホ内臓のカメラにも入っていますが、一眼レフカメラでノイズが出なくても、スマホ内臓カメラだとノイズが出ていることもあります。また、ノイズが一眼レフカメラよりも激しいのでスマホの場合はISOはあまり使わない方がいいです。コンパクトデジタルカメラの場合も、スマホよりは高感度ですが、やはりノイズは出てしまいます。どうしても夜などの撮影がしたいのならば一眼レフカメラを使っての撮影がいいです。
 
               
   
     
   
       
   
   
   
   
   
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