考察と今後の展望
考察
概要
認知度向上
・「認知度向上」「企業と消費者、相互の協力」「購入意識」の3つの観点から考察
・社会全体が問題意識をもって取り組む必要がある
・今を考えるだけの意識は変えなければいけない…!!
まず仮説に対して取り組んでいくうちに、日本でサステナブルシーフードの認知度が低いという課題にぶつかりました。MSC認証やASC認証が持続可能な海洋環境に効果的であってもその認知度が低くては意味がありません。
そこで私たちは認知度向上のためにリーフレットを作成・配布し、それと同時に認知度向上によってどれほど消費者の意識に変化が起こるか検証を行いました。検証結果(詳細は解決策①リーフレット)より認知度向上により購入時の意識改革が望めるということがわかりました。
また、私たちは拡散力の大きいSNSを利用しプロモーションビデオを作成しました。このwebサイトを通じてより多くの人に問題について知ってもらい、解決へと行動してもらうことが望まれます。ただ「より多くの人」とは「多くの世代を通して」、ということを意味しています。若年層に対しては今回のようなSNSを利用したものが認知度普及に効果的と考えられますが、SNSを頻繁に利用しない世代ではどう普及させていくか。それは実際に購入する場、つまり企業などから考え・取り組みを広めていくことが必要ではないかと思います。
企業と消費者、相互の協力
はじめに消費者がこの問題に対してより積極的になるべきだと述べました。しかし現在の日本のスーパーマーケット、及び飲食店の多くはサステナブルシーフードの活動を行っていません。よってこれからは消費者が購入というアクションによって問題に取り組み、企業側はそれに答えて積極的に認証商品を取り入れる、そういった双方向の取り組みが必要不可欠になると考えます。
購入意識を変える
こういった環境問題になると多くの人が、「自分ひとりがやったところで何になるのか」、「私たち消費者は、売り場にあるものを買うしかない」といった受け身になりがちです。
しかし地球の資源は今の自分たちのものだけではなく、これからの未来へと繋いでいくものです。
だからこそ、こういった環境問題においていつまでも人任せでいるのではなく一刻も早く「受け身」の考えを変えることが非常に大切なのです。消費者の購入というアクションは意思表示の1つでもあり、その購入の際の意識改革が必要です。
意識改革とは、購入する際に値段や新鮮さだけを求める「今」だけの考えから、環境への配慮などの「未来」の考えも考えるようにするということです。
最後までお読みいただきありがとうございました。正しい選択をしましょう。そして周りのひとにこのことを伝えてください。
――できることを一歩から