まとめ>メンバーでディスカッション

メンバーでディスカッション

僕たちはバイオ医療について探求する中で、中国でのヒト受精卵編集に対する国際社会の批判を知り、この分野はどこまで認められるのか疑問に思いました。 そこでグループ内でのディスカッションを通して改めてバイオ医療と向き合い、未来を生きる一人の人間として知見を広げようとしました。
最初のテーマは「技術の安全性が証明されたとき受精卵のヒトゲノム編集は認められるのか。」です。

「技術の安全性が証明されたとき受精卵のヒトゲノム編集は認められるのか。」いわゆるデザイナーベビーの論題だけどみんなはどう思う?
今は別の遺伝子にも影響を与える恐れがあるけど安全性が認められたらどうなるのかな?
僕はやっぱり反対かな。倫理的な問題もあるし、差別や偏見が生まれかねないんじゃないかな?
万が一の責任問題とか子どもの権利の問題も抱えているよね
でもデザイナーベビーっていうけど、ヒトゲノム編集もともと生まれつきの病気の予防目的だったんでしょ? 完全な悪というわけじゃない気もするんだけど…
そうだね。世界には病気の遺伝を恐れて出産をあきらめざるおえなかった人も多いみたいよ。その人の立場によって考え方もぜんぜん変わってくるよね。
その技術によって救われる人もいるわけだから病気の予防という目的での使用は認められていいんじゃないの?
でもさ、人間が病気についてすべてを把握しているわけではないじゃん。目的の病気は予防できてもかわりに人間が知らないもっと恐ろしい病気にかかる恐れもあると思う。
ウイルス干渉という働きもあるからね。今僕たちが治そうとしている病気はもっと恐ろしい病気を封じているのかもしれないね。
なるほど~ そういう考えもあるのか。でもやっぱり今救える人は救った方がいいと思うよ。
病気も個性ととらえる考えもできると思うけどな。病気を生まれる前に直すことは個性を奪うことにはならないの?
人によるよなこればっかりは。
それじゃあ受精卵のゲノム編集を広く認めるんじゃなくて、それぞれのケースを有識者が判断する仕組みをつくればいいんじゃない?深刻な病気の感染を防ぐなどのいたしかたない編集なのかそうでないのか、議論すればいいと思う。
出産という個人の権利を他人が判断するのはどうなの?
じゃあ有識者は意見を交わすだけで、最終決定権は本人に譲渡する。ただしその編集が周囲に悪影響を与えるなど、明らかによくない場合は認めない。こうすればいいんじゃない?
そういう仕組みはつくられる必要はあると思うな。なんとなく賛成、反対というんじゃなくて問題点や課題をしっかり理解したうえで意見の垣根を超えた議論が大切だと思う

私たちとしては、基本的にはデザイナーベビーに対して否定的な意見となりました。 理由としては、

  • ゲノム編集によって、別の遺伝子に影響を及ぼしてしまう可能性がある。
  • ゲノム編集によって、特定の病気を防ぐことができたとしても別の病気が現れてしまう可能性がある。
  • 生まれてくる子どもにもデザインされない権利がある。

ただ、デザイナベビーの利点も考え、個人の判断で決めることや、有識者を交えてそのゲノム編集が適切であるか議論してから実行していくことなど今後ゲノム編集が適切な方法で なされるようにルールを作っていくことが大切だという結論に至りました。

メンバーと話し合って新しい発見がありました!
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。