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文部科学省 新学術領域研究 2020年度市民公開シンポジウム
がんと向き合う医学のいま ー 研究・医療・社会のコラボレーションー

バイオ医療の今とこの先について学ぶため市民公開シンポジウムに参加しました!

日時: 11月7日(土) 13:00~17:00 メンバーのデバイスから参加

シンポジウムではがんゲノム医療のコンソーシアムの現状の体制についての講演や、家族性大腸ポリポーシス患者と家族の会「ハーモニー・ライン」の土井悟さんの講演などがあり、理解を深めることができました。

1 がんゲノム医療の体制

シンポジウムでは国策としてのがんゲノム医療や現在のゲノム医療の大枠、二次的所見の変異についての議論の必要性などの最新の情報を学ぶことができました。
特にゲノム解析の結果、効果が期待できる薬が見つかりながら、治療を受けることができない人が多く存在する現状や治療を速やかに行うための患者申出療養という制度 の模索などはバイオ医療の普及を考えるにあたり、とても参考になりました!

2 「ハーモニー・ライン」土井悟さんのお話

また、「ハーモニー・ライン」の土井悟さんは患者さんの視点からの病気への思いや医療分野における連携の大切さについてお話をされ、 患者さんの意見を伺う貴重な機会を頂きました。

3 土井さんへの質問

シンポジウムではパネリストの方に質問ができるようになっていて、僕たちは土井さんに「病気の予防のためのデザイナーベビー」について質問をさせて頂きました。 土井さんからは病気は個性であるから、改変はせず、すべてを受け入れるというご意見を頂きました。病気を完全に悪ととらえ排除するのではなく、病気になったことで作ることができたつながりに感謝し、病気を個性ととらえる土井さんのお考えは自分たちにはなかったのでとてもいい経験になりました。

シンポジウムでは、バイオ医療の最新の情報や研究に加え、技術に対する新しい意見も勉強させていただきました。
バイオ医療について社会がどのように取り組んでいくべきなのか改めて考えさせられた講演会でした。

貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました!
医療の最前線に立っていらっしゃる方の話を聞くことができて、とてもためになりました。ありがとうございました。
研究者と患者さんの合意があってこその医療だと思いました。医療は研究するだけでは成り立たないと痛感しました。
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