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バイオ医薬品

バイオ医薬品とは?

「バイオ医薬品」というものを知っていますか?バイオ医薬品とは簡単に言うと、生物の力を使った医薬品のことです。実はこの医薬品は 今私たちが使っている医薬品とは性質が違うものなのです! 従来の医薬品は低分子医薬品と呼ばれ、化学合成によってつくられています。これらは分子の大きさが小さく、単純な構造をしています。 それに対してこのバイオ医薬品は、様々な生物を用いているため、非常に複雑な構造をしています。

バイオ医薬品の特徴

では具体的に低分子医薬品とバイオ医薬品の違いは何なのでしょう? 低分子医薬品とは異なり、生物の働きを利用したバイオ医薬品は人間が自然に産出する物質の構造に似ているため、ガンや 自己免疫疾患など多くの難病への高い治療効果が期待されています。バイオ医薬品はすでに使用されており、世界で約3億5000万人もの患者を助けています。

一方で複雑な構造ゆえに安全性や有効性を維持するため、高い精度で製造管理基準(GMP)などの規格を満たす必要があります。

  • バイオ医薬品は生物の力を使った医薬品。
  • 私たちが普段使っている医薬品(低分子医薬品)は化学合成によって作られたもの。
  • バイオ医薬品は難病治療に役立っている。
  • バイオ医薬品の製造には高い精度が必要。

参考文献 書籍

  • マンガでわかるゲノム医学
    (水島-菅野純子 著 羊土社・2018年 8月5日)
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