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身近なバイオテクノロジー

皆さんとなじみ深い発酵食品もバイオテクノロジーの一つです。例としてチーズが 挙げられます。チーズは生乳に乳酸菌や凝乳酵素(レンネット)を加えて乳を固め、 カビのはたらきによって乳のたんぱく質や脂肪などを分解することで作られます。 ほかにも発酵はビール、ワインなどお酒をつくるのにもつかわれています。

 

水を安全に

日本のきれいな水道水もバイオの力が活用されています。
例えば水のろ過には微生物の力を借りています。 ツリガネムシやトリコケルカなどの自浄作用をもつ微生物のいる砂に通すことで水が安全できれいになります。

微生物以外にも浄水場で活躍している生物はいます。
千葉県では浄水場に取り入れる水で金魚を飼って動きを監視しています。 金魚の様子が普段と違っていたり、暴れだしたりした場合に水質の検査を行ったりと 水の安全を守っています。

  • 身近なところにもバイオテクノロジーがたくさんある。
  • 普段皆さんが飲んでいる水にもバイオテクノロジーが!

参考文献 書籍

  • ブルーバックス カラー図解 EURO版 バイオテクノロジーの教科書(下)
    (ラインハート・レンネバーグ、講談社・2014年 5月21日)
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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