基礎知識>江戸時代のバイオ

バイオの歴史

バイオテクノロジーと聞くと、現在の先端技術のように感じますが、実は僕たちが生まれるずっと前から存在する技術なんです!

江戸時代のバイオ ー発酵技術ー

チーズや納豆など皆さんともなじみ深い発酵もバイオテクノロジーの一つです。江戸時代には「バイオテクノロジー」という言葉はないものの酒や醤油などの製造に発酵技術が使われていました。

江戸時代のバイオ ー品種改良ー

江戸時代にも園芸ブームがあり、品種改良が行われていました。その一つがソメイヨシノです。

江戸時代に桜の人気が上流階級から一般庶民まで広がり、その人気に押されてソメイヨシノは誕生しました。 ソメイヨシノは「エドヒガン」と「オオシマザクラ」が交配してできた雑種の中で特段美しかった種で、その美しさを保つためにほかの桜の幹にソメイヨシノの枝を挿す、「挿し木」という手法を使っています。 なので日本全国のソメイヨシノはすべて「クローン」となります。この「挿し木」を用いることで同じ遺伝子をもつソメイヨシノを量産しお花見を楽しむことができるのです。(諸説あり)

  • バイオテクノロジーは昔からあった!
  • 花見でおなじみのソメイヨシノにもバイオテクノロジーが!
  • バイオテクノロジーは食にも関係がある。(発酵など)
変化朝顔や金魚も品種改良のひとつですね。これらも昔から観賞用として楽しまれてきました。

参考文献 書籍

  • ブルーバックス カラー図解 EURO版 バイオテクノロジーの教科書(上)
    (ラインハート・レンネバーグ、講談社・2014年 5月21日)
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