昆虫食のTAKEO 浅草本店さんにインタビュー
TAKEO株式会社さんはオンラインストアや実店舗で昆虫食の販売をしています。
また、タガメサイダーやクッキーなどの製造や、研究開発として「むし畑」(昆虫農業)でトノサマバッタの養殖なども行っています。
- 昆虫食を作るときに気をつけていることはなんですか?
- A. 昆虫食を食べる人が好む形にすることを心がけています。また、調理することで違和感なく昆虫を食べれるように心がけています。例えば、「魚」の場合すり身や刺身のように同じ食材でも異なる形にして、昆虫を食べる人がその時々に合わせた形で食べられるようにしています。
- この企業をはじめた目的はなんですか?
- A. 「食生活の選択肢の1つとして、昆虫食が手にとってもらえるように」という意志のもとこの会社をはじめました。
- 昆虫を原型のまま商品として販売しているのはなぜですか?
- A.「ペースト状であれば食べられるのに…」そんな考えを持っていませんか?昆虫食TAKEO 浅草本店では、あえてタガメや蜂をはじめた昆虫を原型のまま商品として販売されています。主な理由として「原型であることの良さ」があるからです。原型の昆虫はパウダー状の昆虫と比べると強い抵抗があると思います。ですが、原型なことで食感や風味をより感じることができるのです。
- おすすめの昆虫、おすすめの昆虫料理はなんですか?
- A. カミキリムシの幼虫はこってりとしていて昆虫食初心者でも食べやすいです。また、バッタを天ぷらにすると赤くなるため、視覚的な面でも楽しむことができます。
- 昆虫食に、なにかアレルゲンとなるものが含まれていますか?
- A. 甲殻類がアレルゲンとなっているため、エビやカニなどのアレルギーを持っている人は食べないほうが良いです。また、昆虫の餌に含まれている材料によってもアレルギー反応が起こる可能性があります。
- 天然の昆虫を食べることはできますか?
- A. 地域によって異なりますが、そのまま食べる地域もあります。ですが、街中の様々な菌が昆虫の体内に潜んでいる可能性があるため、一度焼くなど、火を通してから食べることをおすすめします。
- 食べてはいけない昆虫はありますか?
- A. 毒を持っている昆虫は人に害を与えることがあるため、基本的に食べない方が良いです。毒を持っている昆虫は多く存在するので昆虫辞典などで調べてから食べると良いと思います。
実食してみて
私たちは「昆虫食のTAKEO 浅草本店」さんで「タガメサイダー」を実食しました。タガメサイダーは抽出したタガメエキスを使用しているとのことでした。タガメはフルーティーな香りがするそうで、タガメサイダーは青りんごのようなさっぱりとした味でした。 「昆虫食のTAKEO 浅草本店」では昆虫の原型のまま料理されたものもありましたが、タガメサイダーの見た目は普通のサイダーと変わらないため抵抗がなく、昆虫食を食べたことがない私たちでも飲みやすく、美味しくいただきました。 (詳しくは見た目について)