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ヨーグルト

ヨーグルトって何?

 ヨーグルトはよく知られている通り、牛乳などに乳酸菌を入れて発酵させた食品です。紀元前5000年〜6000年頃がヨーグルトの起源だといわれています。
生乳や乳製品を混ぜ合わせます。脂肪分が分離したり浮かんだりするのを防ぎ、消化を良くするために圧力をかけて生乳の中の脂肪球を細かく砕きます。原料を加熱して殺菌します。加熱された原料を、発酵温度の40〜45℃近くまで冷やします。原料にスターターの乳酸菌を入れます。
ここからのヨーグルトの製造方法はプレーンヨーグルトとソフトヨーグルト/ドリンクヨーグルトで違います。
プレーンヨーグルト
 乳酸菌を加えた原料を雑菌が入らないように容器に入れフタをします。異物が入っているか、いないかをチェックするために金属検査と重力測定をします。検査に合格したものに賞味期限が印刷されます。乳酸菌が働きやすい温度(40〜45℃)にしてヨーグルトを発酵させます。発酵を終わらせたヨーグルトはおいしさを保つために再度冷却されます。


プレーンヨーグルトの製造方法

ヨーグルト


ドリンクヨーグルト/ソフトヨーグルト
 乳酸菌が働きやすい温度(40〜45℃)にしてヨーグルトを発酵させます。発酵したヨーグルトはおいしさを保つために再度冷やされます。雑菌が入らないようにタンクで発酵されたヨーグルトを容器につめます。容器につめる際、ヨーグルトと果汁(果肉)、甘味料が混ぜられます。異物が入ってないか正しい分量が入っているかをチェックするために金属検査と重力検査をします。検査に合格したものに賞味期限が印刷されます。

 プレーンヨーグルトとドリンクヨーグルトは発酵のタイミングがかわるだけでこんなに違いが出るのですね。

プレーンヨーグルトの乳酸菌は生きている!

 実はよくスーパーなどで売っているプレーンヨーグルトにはどれでも生きたままの乳酸菌が入っています。しかし、乳酸菌を生きたまま腸までとどかせるのはまだ難しく、研究がされています。

ヨーグルトは日本人のおなかに優しい?

 牛乳を飲む時、よくおなかをこわすという人はいませんか? これは乳糖不耐症とよばれる症状で日本人にはよくある症状です。これは牛乳に含まれている乳糖と呼ばれる成分が小腸で分解・吸収されないで大腸で分解され乳酸やガスがつくられて、腸が刺激されることによって起こります。しかし、ヨーグルトはこの牛乳に含まれている乳糖が乳酸菌の発酵により分解されるのでおなかをこわしにくくなるり、その結果おなかに優しいのです。